緑の美少女
「お兄ちゃん、真日菜さん呼んできたよ。」
そこには、顔が整いすぎた美少女がいた。僕と同じ年齢位の。
髪はベージュをベースに、少し緑をまぜた色と言っていい。つまり、グリーンベージュの髪色だった。
そして、目の色は青色。シンプルな色合いの彼女だが、顔が整いすぎて逆に良いといった具合だ。
つまり、彼女は美少女過ぎたと言うべきか。
着ている物も高価そうで、真緑な色のドレスを着ていた。そのドレスのいたる部分に金色の飾りや刺繍が施されている。
「んで、拓海が記憶喪失なんてどーゆう事!?」
彼女が僕の方へ歩き出し、頬をつねったり、髪をわしゃわしゃされたりした。
正直、少し嬉しかったかもしれない。
「じゃあ、私の名前は?」
「真日菜さん?」
「確かに、そうだけど...。あ。フルネーム!フルネームで!」
「え?うーんと...。えっとー...?」
「答えられないの!やっぱり記憶喪失なのか!どうしよう!私。瀬尾真日菜。せお まひなって名前だから絶対覚えてね?」
「う..うん。」
やっぱり何度見ても可愛かった。驚く顔も、悲しんでる時の顔も。
美しかった。
そして、彼女は態度を変えてこう言った。
「莉菜ちゃん?ちょっと、拓海と二人にさせてをお話ししなくちゃいけないの。」
「わかった。お兄ちゃんの面倒よろしくね。」
「えぇ。まかせて。」
さっきまでの、焦っていた彼女はもういなく、冷静なクール美少女に変わっていた。
「えっと...じゃあ、記憶喪失という事でこれから私が貴方にこの世界の事を全て教えてあげるね。」
「いいんですか?そんな面倒な事...」
「いいの。いいの。後、そんな堅苦しくしないでよ。前の貴方には私、真日菜って呼び捨てで呼ばれてだんだから。」
「じゃあ.......真日菜?」
「うん!それでいいのよ。なんか安心した」
「そっか。良かった。」
さっき、彼女にくしゃくしゃにされた髪を触る。
手を離すと、髪の毛が1本抜けていた。
その髪色は真っ白な白色だった。
キャラクター詳細
瀬尾 真日菜
面倒みが良い少女。普段は髪をハーフアップにしている。
長所は世話好き短所はおせっかい。
その事は本人も気にしているようで、最近冷静になれるよう努力している,
しかし、何か起きるとパニックになっていつものおせっかいが出るらしい。
年齢 17
誕生日 5/27
血液型 AB
魔法 生命
副魔法 鋼