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翼  作者: まお。
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プロローグ -空-

まだ肌寒い季節。


午前2時までのバイトを終えてやっと眠りにつけた頃だった。

普段鳴らないインターホンの音が聞こえた。

強い睡魔と戦い、重い身体を起こして玄関へと向かった。


「寒…」


若干寝ぼけてたせいか、誰がこのドアの向こうに立っているのかも確認せずにチェーンを外し、あけてしまったんだ。


ガチャ


「どちら様ですか?」


君は言ったんだ。

自分を指差しながら、当たり前のような口ぶりで、笑って


「今日から私、ここに住むの」


って……。

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