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七夜 因子ノ力

リアルで学生を沸かせる時期に入ったので、極端に更新が早くなるか、極端に更新が遅くなるかのどちらかになると思います。(私も学生なので…。^^;)

 「嘘だろ・・・。」


 僕はつい、周り一帯に影を作っている目の前の巨大な妖鬼を見て呟いてしまった。


 「いや、これは現実に違いないわ、で、どうやって対処したらいいのかしら?」


 すぐ横にいるネールルが顔を青ざめながら話す。


 「今までの事でも考えてみる?」


 ネールルのほうを向き、提案を出す。


 「手短にね……。」


 彼女もこちらを振り向き答えを返す。








                   ***********



 



 こんな事になった理由を話そう。



 全ては約一時間前の出来事から始まった……。


 


 今は灼熱の太陽と砂漠の真中で、砂漠の町は小さな石と同じくらいの大きさに見える。


 僕達二人はロープを被って、ひたすら歩いている。 その時にネールルが質問をしてきた。


 「砂漠の町を抜けたけど、これからどうするつもり?」


 これからの目的地が何所にあるかを詳しくするために地図を取り出し、現在地と行き先を指でなぞりながら説明をし始めた。


 「国境近くのクレイソナ城経由でこの国の首都ラーラトスに行こうと思う。」


 「ふ〜ん、妖鬼の事で何か当てがあるの?あんたは。」


 「うん。確実って訳ではないけど、二つの場所には僕の知り合いがいるからね。」


 「あまり当てにはならないのでしょう?」


 疑問そうに僕の顔を覗き込んでくる。…図星だけどね。


 「まぁ、そうだけど。 このまま行けば夜明けには着く筈だよ。」


 「夜明けって! そんなことできるわけ無いじゃない!」


 「えっ!」


 「えっ!じゃないわよ! 歩き続けるなんてか弱い女の子にできるわけ無いじゃない!」


 女の子って言える歳ではないはずだ。 と僕は言いたかったが言った直後の僕の状態が目に浮かんできたので開きかけていた口を慌てて閉めた。



 「地図を貸しなさい!」


 そう言って、手から地図をひったくると名案が浮かんだか、顔を輝かせ始めた。


 「もっと早く着くこの道があるじゃない!」


 地図上で指差したのは今の道ではなく、古いトンネルを通る今や砂漠に飲み込まれた旧クレイソナ城跡の道だった。


 「ダメだよ!そこは妖鬼の溜まり場なんだから。」


 砂漠の町で、通行人が話していたのを聞いたから近道を通らないように歩いているのだ。


 「大丈夫よ!並外れた魔力の持ち主が二人もいるのだからさ!」


 そんな問題ではない。 


 「とっとと行くわよ〜!」


 いきなり駆け出して行き、追いついた後には古びたトンネルを通り、城跡に着いていた。 そこで、


 「グギョォォォオオォォ!!!」


 今目の前にいる巨大な妖鬼に出合った・・・。



                *********





 「こんな感じだよ。」


 「なら、私のせいかしら?」


 「当たり前だ!」


 僕にしては珍しく心のままに叫んでいた。


 「ヒ〜、責任取りますよ〜。」


 「なら、ひ・と・りで倒してください!ザウルスタイプを!」


 僕は自分を上手く制御できないくらいに相当切れていた。


 「ザウルスなんだ。いいわ。 私の因子能力アルティビ、《生命セイメイノ導キ》を拝ませてあげるわ!」


 やっと、ネールルらしくなってきた。 


 「グギョォォォオオォ!」


 相手もこちらへ向かってくる。


 「あの妖鬼の情報を教えて!」


 「了解!」


 高さは軽く4mは越しており、体の色は緑色だ。二足歩行で、姿勢は頭と尾が吊り合っていて、シーソーの様。


 「攻撃方法は、前足による鋭い爪と腕力が繰り出す斬撃! 尾を回す事による回転技! 頭のいかなる物でも引き千切る一つ一つが40cm以上ある無数の牙と強力な顎による噛みつき!」


 「オーケー、それだけで十分!」


 まだ、攻撃を撃ちあっていないのに、すでに額には大きな水溜りが出来ている。


 「私の武器よ!来なさい!」


 光が彼女の手に現れると、武器の形をし始めた。


 「これが私の武器、月夜に輝く花ムーンプランツよ!」


 杖?それとは形状は少し違うが、身長ほどの長さがあり、先端に翠の宝玉が埋め込んである。

蔓が、全体に螺旋状に巻かれている形だ。


 「行くわよぉ!」


 近づいてくる妖鬼に、接近していったネールル。 一人でもおそらくは倒せるだろう。


 「僕も行くか。」


 僕の右手に鎌の形をした光が現れた。


 「掴んだ…。 形をっ、姿を僕に見せろぉ!」


 光は消え、死神の鎌へ姿を変えた。


 「彼女の戦いの邪魔はさせないよ。」


 既に崩れ掛けている壁に隠れている無数の妖鬼に語りかける。


 「場所を変えるか、」


 一呼吸置き、鎌に命じる。


 「対象!僕+この場に隠れている妖鬼!転送!」


 それぞれの決闘が始まる……。

伏線の上手い引き方は、頑張ってやるのでよろしくお願いします。


 生命ノ導キは因子能力


 ジュールの因子は終焉への鍵



メッセージが送れないので、たまちゃん さんへここで追加の返事を書かせていただきます。(皆様すみません。)

 見たくないのなら飛ばして良いです。 作品には関係ないので。


掴んだ への返答は根本的な解決にはなっていないと思いました。

なので、返答をここに書きます。

出現した物を掴んだので、掴んだ。でよろしいでしょうか?


他にもいろいろ報告をくださってありがとうございます。

これからも誤字脱字があれば、遠慮無しに送ってください。


なお、メッセージで。 終わりです。

 

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