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六夜 互いの目的

どうやっても本題になかなか入れない自分の書記能力にもどかしさを感じる今日この頃。

 「さぁさぁ、早く答えなさい!あの三つの中のどれなのよ!」


 (一番安全なのは一つ目だな。 だけど後が怖いからなぁ。)


 悩む悩む悩む悩む悩む悩む悩む悩む悩む悩む悩む・・・・・・


 「遅い!保留!次の質問!」


 「はい?なんと言いましたか?リピートアフタミー?」


 「ふざけていると強制的に始めるわよころしはじめるわよ。」


 「済みません・・・。では次は一体何ですか?」


 「あんたの旅の目的 または これからの行き先。」


 二つの質問が全く違うと思うのは私だけではあるまい。


 「前者を答えます。」


 ようやく言葉をマトモに発する事が出来た。 敬語で無いと殺される可能性を感じたのであろう。


「はい、よろしい。この問題は自由発言を認めます。答えをどうぞ。」


 あんたは先生か!と突っ込みたくなってきた。


 「妖鬼を父の計画からの開放、です。」


 ですを忘れていなかった事が賢いぞ。ジュールよ。


 「………ク、ププ、ププププ、アハハハハ!!! 自分の敵を助けるなんてどんな考えなのよ!アハハハ!!自分の立場を考えなさいよ!」


 腹を抱えて大笑いをしている。そばにあった机を叩き始めた。 答えた側は顔が熟した林檎のように赤くなっている。肩が震えて、手が震えている。


 「笑う事無いじゃないか!僕は真面目に考えているんだぞ!」


 「ははは・・笑いすぎたかな。仮にも昔からの関係よ、そのくらいは分かるわよ。」


 そういえば僕は彼女、ネールルとの関係を言っていなかった筈だ。 手早く説明しよう。



             ***********



 彼女は故郷での幼馴染で、五歳の時に母がすでに亡くなっていた僕に何かあると飛んで来てくれた優しい(と思う)人だ。


 父が研究で家に居ない時も家族代わりでいろいろ面倒を見てくれたので、とても恩が深い。(彼女から受けたイジメによってその恩はドンドン消えていくようだったが、)


 



 …12歳の誕生日に父の部下によって研究所へ連れて行かれてから会っていない。



 この町にいる噂を聞いて、今までのお礼と今からの目的について話しておこうと思いこの町へ来た。 (話しても特に変わることは無いと思うけど)


 


 最後の方は関係とはちがうね。余計な事を言って謝っておこう。 ゴメンナサイ。




               *********




 「あれ?どうしたの?いきなり止まって、意識飛んだか?一発目覚めさせるために殴ってみては、」


 ネールルはボクシングで世界チャンプが一撃必殺のパンチを繰り出そうとする時の理想的な構えをしだした。


 「ふぅ〜、 起きろぉぉー―!!」


 顔面目掛けて真直ぐに飛ぶ!いまだ昔の回想に浸っているジュールには止められる術は無い。


 ドォォン! 鈍い音が家に響き渡り、ジュールは扉にぶつかるまで宙を飛んだ…。


 「グハッ!」


 現代ではあまり聞かない悲鳴を上げ、倒れ崩れるジュール。  …意識も少しずつ戻ってきたようだ。


 「は、速く話を本筋戻そうよ。  で、分かってどうだ?」


 苦しそうに声を上げ、ネールルを見る。  ”川”見えたか?


 「う〜ん、もうここにいても退屈なだけだからね。 特別・・・・に旅に付いて行ってあげよう!」


 今度こそ絶望の沼に落とされたかの表情をするジュール。 今日何回絶望に静められたか数えてみようか。


 「いや、旅は危険ですので止めておいたほうが良いのでは。」


 震えながら聞く。


 「残念ながら、目的地は同じだから逃れようが無いわよ! 覚悟しなさい!」


 ああ、なぜ僕はこんな不幸に会わなければならない。神が実在するのなら一時でも良いので平和な時をください。 って、目的地が同じってどゆ事?


 「あんたの親に因子とやら訳が分からない力を体の中に内蔵してくれたお礼がしたくてたまらないのよ。 どうせ同じ場所でしょ!あんたの旅の目的地と親がいる場所は!」


 少しの間僕は思考回路が止まっていた。 因子を入れられた? 父を倒したい? 根本的な目的は違っても目的地と状況は同じではないか。


 「今の全部ホント?」


 念のために聞いてみる。そうなら願っても無い好条件だ! (性格などを別にしての計算)


 「私が嘘をつくわけが無いでしょうが!一回でも嘘をついたことがあるかしら?」


 (ある! と、言えるわけが無い。 でも今回は本当と思っても良さそうだ。)


 何所からくるその自信。昔からの中だからか?


 「ふぅ、どうせあると思っているくらい分かっているわよ。 だけどね!目的はあんたと同じなら一緒に行く方が効率よいでしょうが!!」


 心を見透かされ驚くが、正論を言っている気はする。


 「分かった。 なら、因子内臓ハンターコンビ結成だ!改めてよろしく!」


 「オッケー、それでこそ我が奴次期隷。コンビにするとは良く分かっている。」


 次期奴隷って…。 彼女は頷いているが僕は震えている。


 「今すぐ行きましょうよ!  私達の旅に!」


 「分かった。ネ、ネールル。」


 「ネールルって呼び捨てですか! まぁそっちの方がしっかり来るからいいわよ。 君とかさ、敬語って堅苦しかったのよ、全く。」


 敬語を使わなくても良かったとは、今までの苦労は一体・・・・・・。


 「さぁて、行きますか!」


 「行こうか!」


 二人は家から外に出て、大きな扉から外に出て行きました。

凄く!長々となってしまいました。

要点は・ネールルの過去と現状

・仲間になった事

・ジュールとの関係

 だけのはずがこんなに長くなってしまいました。


誤字脱字は、メッセージでお願いします。(返信は家庭の事情で出来ないと思いますが、メッセージが届き次第できるだけ早く間違いを直したいと思います。)


メッセージは紹介ページから送れます。…と思います。


 因子の力は更なる力を呼び出す


 二人の力が合わさり強大な力が呼び寄せられる

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