五夜 悪夢の再会
評価二個来ました。
嬉しいです。
声をかけてきた女性の容姿は青い瞳に金色で縦ロールの髪をしている。服装は瞳と同じ青い色で統一している。(砂漠の町でこんな服装するか?) 名前はネールル・ルーナ、歳は18歳でジュールより年上だ。
見た目は美女だがかの死神が恐れるくらいだ、それ以上の物が何かあるはず。
「会ってしまった・・・。」
彼女から目をそらしジュールは考える。この町へ来た理由。それはこの人と出会うため、それだけで砂漠を越えてここまで来たのだ。
だが、本当に会うと怖い。いきなり仮面をしてサプライズな上にいつのまにか(十分に予測でした事だが、)体が震えている。それは過去に植え付けられた絶対的恐怖のためだ。それを今は克服できたかと思っていたが、そんな事は無かった。
この人との差は自分が地とするとこの星を越え、宇宙空間を飛び出す!そして、まだまだ永遠に続くかに思われる。 ・・・もう負けました。 何も言わずとも負けました、存在のみで十分です。はい負けました・・・・・。
ジュールがそんな事を思っていると後ろから激しい痛みと共に、前に転げてしまった。
「何か言いなさいよ!久しぶりの再会に何も言わないなんてどんな神経しているのよ!」
痛みの原因は彼女の一見華奢に見えるが、鍛え上げられたその腕が放つ平手打ちによるものだった。
(何も言わせないのは、その存在感によるものだって気づいてくれ〜。)
無言の訴え だが、それは伝わるわけが無い! と言わんばかりにジュールの目の前に立っている。
「もう、ここではみんなの迷惑になるわ!私の家まで来なさい!」
転げているジュールの手を引っ張り、自分の家まで連れて行こうとしている悪魔。
「た、助けて〜!!」
必死の叫び 虚しく表通りを木霊する・・・・・合掌・・・・・。
『悪魔の家に到着』
砂漠では考えられないと思うが、家の造りは木造建築で、魔法の力があったから出来た事だろう。 今、二人は居間にいる。
「ふふふ、もう逃げられないわよ♪ 壁には防音機能、扉は私以外は開けられない魔法を発動、そして家自体に魔力封印の術式をしているからね♪」
ああ、悪魔さえも超えている。死神の名を彼女に渡して方が良いのでは? ジュール。
(キレイな花畑と川を見る覚悟をしよう。 じゃないと・・・)
考えでさえ続かないほどの恐怖。 ■■の川を見る覚悟をしなければならないほどか。
「さぁて、まずは質問に答えてもらいますか!」
彼女が手を組み、背伸びをするとポキポキと手から音が鳴る・・・・
「一つ目、何故ここに来たか。選択肢を選びなさい。」
僕は考えよう。 最近悩む事が多い。選択肢?どこかのテストか?
「惚れて来たか? 死にに来たか? とうとう奴隷になりに来たか? さぁ、どれ!?」
う〜んっと、一つ目は無いな。二つ目は既に開始されているし、三つ目は・・・過去が・・・(ガタガタブルブル)
大変な過去があったんだね。ジュールは、 ・・・どれかを選ばないと強制的に先ほどの覚悟が現実になるぞ。
「それ以外無いのですか・・?「無いっ!」
間を空けずにとどめが指される。
(どうすればいいんだ〜〜。)
ここで一句。
殺される 絶対死ぬよ 殺される 助けは無いよ 覚悟は出来た〜?
「早く答えてくれない?」
笑顔に見えるが血管が浮かんでいる。
「続きは次回に・・・「早くしろっ!」
破壊神”ネールル”ここに光臨
思うようにストーリーが進まない事に苛立ち。
一週間に一話ペースでやっていきたいと思います。
評価が新しくくださった人がいて、画面の前で嬉しがっている人一人! これからもお願いします。
旅の目的こそ違うが 旅の目的地が同じ二人が手を組む・・・