第30夜
「スゴくなんて……ない………」
「おいおい、謙遜するn「謙遜何かじゃないッ!!」
僕はいつの間にか大声で叫んでいた
「すみません……でも、本当にスゴくなんてないんだ。ただ、無理矢理知識を詰め込まれて壊れた玩具にしか過ぎないんです」
そう、僕は壊れた玩具
「おい?広野江?何を言ってンだ?わかりやすく言えよ」
「玩具はいらない」
「はっ?」
昔言われたじゃないか、沢山沢山……冷たく冷ややかな目で…
「玩具はいらない
壊れた玩具なら尚更
次はない
もう作れない
何故最後が失敗作?
失敗作は棄ててしまえ
壊れた玩具は……」
スパーーンッ!!
頬が痛い。叩かれたのだと気づいた
「あっ……」
「一々洗脳されてんな」
阿比王が僕を思いっきりたたい…嫌、待て!阿比王の手には大きなハリセンが……
つまり手で叩いたのではなく、ハリセンで叩いた……?
え?えぇぇぇぇぇぇええぇぇぇ……
「今一度言うバカ者が!!洗脳されてんな!」
洗脳?多分それより重く苦しいこれは……
「広野江」
亜矢椿先輩の凛とした声が耳に伝わった
「もう、全て話せ。お前の過去を……私もお前に私の過去を話そう……」
「亜矢椿先輩の過去?」
「そう、私の……罪の過去を……」
―――――――――――
亜矢椿先輩は自分の罪を語りだした。
昔美咲さんを一度危険な目に合わせて、瀕死の状態にさせたこと。
それ以来、美咲さんを守らなきゃと強く思ったこと。
そして、亜矢椿先輩は……
一度死んでいること……




