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第26夜
「ツライダロ?」
近づいて来る
「クルシイダロ?」
何故ここまでこの妖怪は……
「ソレナラ」
あぁ、意識が呑まれそうになる……
「ワタシノイチブトナレ」
その声を最後に僕の意識はブラックアウトした
―――――――――――
「ひ……のえ……ッ!!」
意識を失った陽炎を女郎蜘蛛が完全に捕らえた。
女郎蜘蛛の糸によって、首を絞められている瀧月もまた、意識が朦朧としかかっていた時だった
「臨、兵、闘、者、皆、陣、列、在、前!!」
亜矢椿先輩の九時切りによって糸は絶ち切られ、女郎蜘蛛の身体を切り裂く
「ジャマヲ スルナアアアアアアアアアアアッ!」
「邪魔?それはお前だろ?雑魚がッ!!」
店の上から阿比王が女郎蜘蛛めがけて降りてきた。それと同時に女郎蜘蛛の足を全て切り裂いた
「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛アア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛」
痛みに苦しむ女郎蜘蛛を阿比王は冷たい視線で見下ろす
「テメーの様な雑魚が何匹かかってこようがどうでもいい、が、俺の下僕に手ェだすなよ、なッ!!」
グシャッ!
「ヒィギャア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛」
女郎蜘蛛の完敗だった。




