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第24夜


皆(-阿比王)で和気藹々としていると、亜矢椿先輩が険しい顔をした


「どうかしましたか?」


「妖気だ」


「えっ!?」


妖気、その名の通り妖怪が放つ気だ


僕以外の全員がそれに気づいたらしく、僕は置いてきぼりをくらった


「チッ、折角の休日を邪魔しやがって!」


「瀧月君、今日は平日だよ?」


「美咲さん、多分瀧月君はそっちの方じゃなくて、心の休日って意味じゃないかなぁ?」


テスト間近になっていくにつれて、瀧月君の目が死んできていたから……


そして、僕らは妖気のする方に向かった


店にいた阿比王が何かを発したのに気がつかないまま……




―――――――――――


妖気を辿り、着いた先は商店街だった。


「何だってここなんだ?」


「木を隠すなら森の中、人を隠すなら人の中ってことだろう?」


「それって人に化けているってこと?」


「さぁな?」



妖気が商店街のあちこちにあるらしく、特定するのが難しいらしい


只でさえ僕は妖気を感じないのだから余計に難しい……


とりあえず、僕達は二人一組で探すことにした。


僕は瀧月君と、美咲さんは亜矢椿先輩とに分かれ、各々の場所を探した


「なぁ、広野江」


「どうしたの?」


「昨日さ、俺お前を傷つけたよな」


その声は疑問ではなく確信だ


「俺の発言の何がお前を傷つけたのか俺、ずっと考えて」


「別に……傷ついてなんか……だから、もうやめよ?」


精一杯の声は震えてた。だからなのだろうか、瀧月君はやめようとはしなかった


「でも、答えが見つからなくて」


「本当に気にして………だから………やめ……」


「なぁ、何がお前を傷つけたのか教えて「やめろって言ってんだろッ!!」


いつの間にか声をあらげてた


そんな僕を見て瀧月君は「悪い」とバツが悪そうに顔を反らした。


僕ら二人の間には静寂があった。一体何時間嫌、何分間そうしたのだろう?多分実際は数秒程度なのだろうが、それ位長く時間を感じた。


その静寂は突如







「イタイカイ?クルシイカイ?」






女と蜘蛛が合体した様な妖怪によって破られた





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