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第21夜
次の日、何事もなかった様にいつもの壮絶な追いかけっこが始まった。
一見もうイジメられている子見たいに思えてならないほどの追いかけっこだ。全ての元凶の阿比王に至っては、気分で戦う日と戦わない日になっているしで大変だ
「疲れたぁ~」
「大丈夫?」
美咲さんとのいつもの会話。何事もない。ただの……
「それと、昨日」
胸が痛い……
出来るなら昨日の話はしてほしくないんだが……
「昨日、広野江君が帰った後、椿ちゃんが来て」
亜矢椿先輩が?それは悪いことをしてしまった……
「それで、昨日、広野江君が先に帰った事を伝えると……『明日、ケーキバイキングに行くか』って話になって」
「何でそうなったのッ!?」
「えっと~……椿ちゃんたまに天然発言するから……」
意外な一面だった
亜矢椿先輩って天然ってイメージなかったから余計に……
「それでね、今日の放課後図書館に集合だって……」
「えっ?校門じゃなくて?」
「うん。図書館なの」
あれ?幾らなんでも、放課後に何処か行くってなると大体が校門前に集合ってイメージがあるんだけど……
「椿ちゃん曰、先に終わって校門前で待ってたら暇だから、図書館で勉強してなさいって……」
流石亜矢椿先輩……
チョイスの仕方が凄い。僕もそんな風に考えれたら……今後の阿比王対策が簡単に……
嫌、無理があった。
だって阿比王だから……




