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第1夜


続きです!


下手くそではありますがどうぞ……




祖父が亡くなっていた。


入学式から帰ってきた際に言われた衝撃的な言葉。



親戚の人が集まり葬儀を開く。だが、祖父の葬儀に来る人はやはり少なかった。


「陽炎、お前はおじいちゃんの部屋を片付けなさい」


「はい、父さん……」


父さんは祖父が嫌いだった。


父さんが僕に『おじいちゃん』と言った言葉事態に意味も何もない。ただの言葉……


そんな感じの父さんの言葉に僕の心は痛んだ…

僕には兄が二人いる。兄さん達は頭がよく、両親の期待にも応えてた。


だが、僕は普通だった。普通の子供と何ら変わらぬ僕の存在を両親は嫌っていた。


小さい頃から僕と兄さん達を比べられては嘆いていた。苦く、暗い過去の記憶……


そんな暗い過去の記憶に光が射した。


それは、祖父が僕を連れ出してくれたからだ。


祖父と半年間暮らしたあの家。


だが、もう誰もいない。僕は祖父の部屋の戸を開けひっそりと泣いた……



―――――――――――


「広いな……」


祖父の家は昔ながらの家で、電化製品は黒電話一個だけで他には何もない。


火を起こすのも薪がいったりと、結構不便な筈なのに祖父はそんなこと気にしない。


畳の部屋と縁側、記憶にある通り……


「おじいちゃん……」


だが今、僕はその思い出の部屋を少しずつ片付けだした。


祖父の部屋の本を片付けていると、ヒラリと何かが落ちた。


「何だこれ?札?」


その札に触れると光が放たれた。


札は風も無いのに空中に浮かんだかと思うと、その札からポンッと小さな子供が現れた。


「えっ………えっ!?」




この時から、僕の運命は普通から外された。




第1夜を見てくださってありがとうございました!



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