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#11 空のボケが危険すぎるっ!

どうも、こんにちは。ナノバスです。

お気に入り登録をしてくださっている皆さん。ありがとうございます。

今回の空のボケは元ネタを知っていないと理解できないかもしれません。

でも、皆さんなら理解してくれると信じてますw


「大切な思いは言葉にしなきゃダメなのよっ!」

どこかの会長さんと違い胸のある空が

その豊満な胸を張って何かの本の受け売りを偉そうに語っていた。


「って、なんで地の文が生徒会の○存っぽくなってだよ!」


今、それと空は部室に二人きりである。

そして、空が「暇だからとある生徒会のマネをしよう」とか言い出して、このザマだ。


「やっぱりこうやって名言いうと何かスッキリするね!」


「名言というか、何かよく漫画とかに出てきそうなセリフだよ!ってか、生○会の一存に出てきた名言丸パクリだぞ!」


「えー、ダメ?」


「ダメだよ!とある会長のパクリ名言をパクるって最低だぞ!」


「本当に怖いのはお化けや化物じゃないの、人自身なのよっ!」


「たしかに、そうだ!今、確信したわ!この、小説お前のせいで結構危ない橋渡ってんだぞ!そして、また名言パクんな!」


最初は唯一の常識人と思ってた空も意外と厄介だと思えてきた今日この頃だ。

この部のメンバーといえば

アニメ、漫画、ラノベが大好きな空に

少しSオーラのあって、下ネタ多用の綾さん。

そして、ブラコンの妹に俺を引くほど好きな幼馴染。

こんなメンバーと絡んでいて免疫などつくのだろうか...


「とりあえず、この部のメンバーに新しい設定をつけてみましょう!」


「俺のツッコミ無視か!そして、なんでそうなった!」


「まぁ、まず公平は昔、妹と幼馴染に二股かけていて、現在ではハーレムを作ろうとするダメ男って設定ね!」


「いや、ありえねーだろ!俺が免疫ないの知ってるよな!?」


「そして、私はアニメや漫画(BL)が大好きな腐女子って設定でしょ。それで...」


「お前今、自分のランク自ら下げたぞ!自虐すんな!」


「綾さんはドSな大人のお姉さんキャラって設定」


「おい、俺のツッコミ完全無視だな!そして、空と綾さんはあまり設定変わってねーのが不思議だぞ!」


「それで、夏美ちゃんは小さいくせに生意気で、何かの本の受け売りを語るキャラって設定」


「夏美と、とある会長さんの接点ってロリ体型とペッタンコしかねーぞ!」


「薫子はスポーツ万能で以外と頭もいいって設定」


「薫子との接点が皆無じゃねーか!」


「ツインテールにして、喋り方を男っぽくすれば...ま、まぁオッケーでしょ!」


「今、自分でちょっと無理があったって気づいたよな!?」


「これで晴れて、帰宅部の一存メンバー完成だね!」


「さらっとスルーしたよな!そして完成したからなんだよ!」


さっきから俺のツッコミ無視されてます...

なんかそろそろ慣れてきちゃったな...


「あ、三十路手前でろくに仕事もしない顧問役がいない!」


「でも、この部に顧問なんていないし...」


『......』


『てか、部活なのに顧問いなくて大丈夫なのか!?』


俺たちは恐ろしいことに気がついてしまった。

もう、部を作ってから約1ヶ月が経つが顧問なんて考えてなかった。

俺たちは恐る恐る生徒手帳の校則を確認してみる。

そこには「部員が3人以上で部としての活動を認めるが、顧問がいない場合、部費は出ない」と書いてあった。


「まぁ、部費はいらないから顧問はいらないよねー。公平もそう思うでしょ?」


「いや、よくねーだろ!」


「なんで?一緒に駄弁って帰宅するだけの部活なのに」


「たしかにそうだが、仮に文化祭の時とかに出し物の準備費用とか困るだろ」


「なんか出し物する気なの?バントとか組んで?そうだ、バンド名は『放課後帰宅タイム』にしよう!」


「勝手にバンドって決めつけんな!そして、放課後帰宅タイムってなんだよ!意味分かんねーよ!」


「えー、ダメかなー?」


「ダメに決まってんだろ!まず、俺たち楽器できねーし!」


「え、ハーモニカなら吹けるよ?」


「まじ!?ハーモニカちょうどあるから吹いてみて!」


「ごめんなさい。吹けません」


「おいおい、マニアックなネタを持ってくんな!読者が困るだろ!」


「読者?何それ美味しいの?」


「おい、逃げんな!読者さんに謝れ!」


「ごめんなさい。できません」


「だから、そのネタはやめろ!」


「えー、なんで?」


「いい加減この小説が危ないんだよ!」


「どういう意味?爆発でもするの?」


「そう、ある意味爆発すんだよ!」


「やったー。当たったぞー!」


「いや、きっとお前の考えた爆発って爆弾とかのそっち系の爆発だろ!」


「え、違うの?じゃあ、『リア充は爆発しろ』的な?」


「それも、どっちかっていうと爆弾系だろ!」


「じゃあ、何?」


「まぁ、大人の事情だよ...」


「大人の事情?難しくてわかんない!」


「お前、さっきからわざと知らないフリしてるよな!」


「さぁー、どーでしょー」


「もう、いいよ。とりあえず、顧問になってくれる先生探さないと」


「はーい、わかりましたよー。じゃあ、みんなが来たらこの問題は考えよう」


「そうだな」


はぁー、まったく空のボケは危険すぎる。

そして、他のメンバーが来てもボケるだけだもんな...

ほんと、ツッコミは疲れる...

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