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【失禁】いや、なんていうかガチでなんかおる(´;ω;`)【モノ】  作者: アッサムてー


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肝試しに行った人に事情聴取した件

すみません、昨夜は取り乱してしまって……。

多大なご迷惑をおかけしました。

えぇ、もちろんお話しします。


ここから先にある集落のことは当然、ご存知ですよね?


えぇ、【くがつ村】のことです。

はい、はい、そうです。

ここにいる、四人で行ったんです。

なにしにって……。

肝試しにです。


……どうしたんです??

そんな不思議そうな顔をして??

え、僕と、タツオと、カナとサクラの四人ですけど。

タツオは、俺の横で顔を真っ青にしてるコイツです。

カナとサクラは、そちらのカウンター席に座ってる二人です。


あの、なにか僕たちの顔についてますか??


……とにかく、この四人で【くがつ村】にある心霊スポットに行ってきたんです。

……世間的にはそうでも無いんですけど、一部界隈だと結構有名なんですよ。

【くがつ村の呪いの家】って。

なんでも、その家に滞在すると首を吊りたくなってしまうらしいんです。


あ、はい、そうですね。

順を追ってお話します。


僕たちは高校の同級生なんです。

僕は大学、タツオは専門学校、カナとサクラは就職して進路はバラバラでした。

でも、連絡は取り合っていて、時々ご飯食べに集まったりしてたんです。


いつだったか、僕が車の免許を取ったことをこの三人に報告したら、


《じゃあ、そのうち四人ででかけようか》


ということになって。

どうせだし肝試しに行こう、となって。


それを誰が言い出したか、ですか??


覚えてないですね。

まぁ、それで小学生だったか、中学生の頃に流行ってた噂を思い出して、【くがつ村の呪われた家】を見に行こうってなったんです。


あぁ、違いますよ。

僕たちは【くがつ村】の出身ではないです。

ここから県道沿いにある〇✕街の出身です。


あ、噂ですね。

まぁ、よくあるヤツですよ。


《くがつ村には呪われた家がある。

その家に1歩でも足を踏み入れたら呪われて、首を吊って死ぬ》


もちろん、誰も信じちゃいませんでした。

でも、肝試しにはちょうどいい季節になってきたし、話のタネにと行ってみることにしたんです。


え、これですか??

ただの自撮り棒ですよ。

ほら、この携帯端末をくっつけて撮影するんです。

見たことありません??

あ、お客さんで撮影する人いるんですね。

動画投稿してるのか?

えぇ、してます。

と言っても、底辺も底辺。

再生回数も数回行けばいい方です。


まぁ、はい、そうですね。

動画のネタになる、という打算もありました。


もちろん、災害が起きたことも知っています。

たくさんの人が亡くなったことも知っていました。

だから、店長さん達が怒るのもわかります。

そういった場所に遊びで行ってはいけない、というのは理解していました。

いえ、理解していたつもりでした。


遊びとしてそういうところに行った罰、だったんでしょうね。

亡くなった方たちも、そんな僕たちに怒ったんだと思います。


昨夜のアレ。


アレはそういうことなんだと、そう考えています。

すみません、巻き込んでしまって。

窓の手形、ちゃんと掃除します。

本当にすみませんでした。

ご迷惑をおかけしました。


件の家は、無事だったのかって??

あ、はい。

そこは土砂災害に遭わず、当時のままでした。

鍵はかかっていませんでした、だから普通に入れました。


家の中は荒れていました。

それに、その、あ、どうしたんです??

僕のことジッとみて??


すみません、続き、続きですね。

あ、お茶、ありがとうございます。

いただきます。

ハーブティーですか?

落ち着きますねぇ。

美味しいです。


……それで、ぼく、たちは。

家の中を歩き回って、ふわぁ……すみません、欠伸出ちゃった。

なんだか、眠くなってきた、ような。


すみません、なにからなにまで。

お言葉に甘えて、少し横になります。

おきたら、はなし、のつづきを……――。

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