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追放された雑魚剣士、実は最強ゲーム覇者でした。~記憶を取り戻した俺はチート知識で世界をぶっ壊す~  作者: 中瀬
第一章 ワールド覇者編

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第92話 暴走する剣神

 黒い瘴気が渦を巻き、剣神の姿が異形へと変貌していく。

「ククク……貴様らの“絆”とやらを、この刃で打ち砕いてくれる!」


 その気迫に、空気さえ重く押し潰されそうになる。

 石床がひび割れ、周囲に絶望の気配が立ち込めた。


 だが、ヒカルは一歩も退かず、剣を握りしめた。

「ここで引いたら、オーダー1位なんて夢のまた夢だ……! 行くぞ、みんな!」



 剣神の猛攻を前に、ナオと咲が前に出た。

 互いに視線を交わし、無言でうなずく。


「ナオ!」

「任せて!」


 二人の剣士が左右から同時に駆け出す。

 剣神の刀が唸りを上げ、黒い斬撃を放つ。


 しかし咲が正面で受け止め、火花を散らしながら叫んだ。

「ナオ、今だ!」


 その隙を突き、ナオが全身の力を込めた。

「悪魔の覇道・改――連閃!!」


 赤黒い剣光が幾重にも重なり、剣神を押し込む。

 さらに咲が背後へ回り込み、渾身の一撃を叩き込んだ。


「咲流――零の太刀!」


 二人の連携技が重なり、剣神の防御を切り裂く。

 黒い瘴気が大きく揺らいだ。



 そこへヒカルが一歩前に進む。

 剣を高々と掲げ、全身に白い光をまとった。


「神よ――いま、俺に力を貸せ! 神裁!!!」


 天から降り注ぐ眩い閃光が剣神を包み込む。

 咲とナオの斬撃で開かれた隙間に、神罰の光が突き刺さった。


 轟音と共に地面が裂け、闇を打ち消す白光が戦場を支配する。



 黒い瘴気が悲鳴のような声を上げ、剣神の肉体が崩れ落ちていく。

「バカな……この私が……人間ごときに……!」


 最後の言葉を残し、剣神の影は霧散した。


 静寂が訪れる。

 ヒカルは剣を下ろし、荒い息をつきながら仲間たちを見渡した。

「……勝った、のか?」


 ナオが肩で息をしながら笑う。

「ええ……でも、みんながいたからよ。あたし一人じゃ、とても無理だった」


 咲も剣を収め、深く頭を下げる。

「ありがとう……操られていた私を救ってくれた。」


「私達は負けを認めるわ。あなたたちは1位を勝ち取って!」


舞も魔法映像版で姉の咲が正気を取り戻した映像を見て、涙を流す。


1時間経過し、アナウンスが流れる。


「ただいまの勝負、制限時間切れにより、生存者6:4でルミナスブレイブの勝ち!」


 ミナがぱっと笑顔を見せる。

「やったね!」


 ユウキも杖を抱きしめながら頷いた。

「これで、次に進めますね、ヒカルさん!」


 ソウタが拳を掲げる。

「よし! 黒姫を倒した!」


 レナは祈るように微笑む。

「ええ……ここからが本当の勝負ね」


 ヒカルは仲間たちの顔を順に見て、力強くうなずいた。

「オーダー1位――必ず掴み取るぞ!」

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