表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
追放された雑魚剣士、実は最強ゲーム覇者でした。~記憶を取り戻した俺はチート知識で世界をぶっ壊す~  作者: 中瀬
第一章 ワールド覇者編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

81/507

第80話 他国ギルドの妙

王都の大広場。巨大魔法映像版の前には、身動きが取れないほどの人々が詰めかけていた。


「……あれ、やっぱ変じゃない?」

 一位を突っ走るギルド〈タガ〉の映像を見て、観衆のあちこちからざわめきが起こる。


 ダーゲリを先頭に、彼らは走り抜けているだけにしか見えない。にもかかわらず、後方に立ちふさがる敵は、何の前触れもなく次々と崩れ落ちていく。剣も魔法も振るっていない。


「なんで戦ってないのに、敵が倒れてんだ……?」

「秘術ってやつか……?」

 観客たちの声は困惑に満ちていた。


 その様子を最前列で見ていたチャランも首をかしげる。

「いったい何が起こってんのさ! ぜんぜん分かんないよ!」


 すると、横にいたチャイが胸を張った。

「チャイ、わかる!」


「えっ、わかんの!?」ポランが驚く。


「秘術っていうのはね……素粒子コントロールの術なんだよ」

 チャイの瞳が神秘的に光る。


「すべてのものは、ちっちゃな素粒子でできてる。〈タガ〉は、そのごく一部――心臓の素粒子だけを狙って、崩壊させてるんだ。だから触れるだけで敵が倒れるの」


 チャランもポランも、ぽかんと口を開けて聞き入っていた。


「特にギルマスのダーゲリは、一人で同時に百か所の素粒子を触れる。つまり……百体まで瞬殺できる」


「ひ、百体!?」

 ポランが小さく震えた。

「そんなの……ありえないよ……」


 映像は〈黒姫〉に切り替わる。


 剣神と呼ばれる男が大群の中を駆け抜け、一振りで敵が吹き飛ぶ。咲が遠くから剣を抜いて、鞘に戻す。それだけでボスが崩れ落ちる。


「……暴力そのものだ」

 チャイは小さく呟いた。


「黒姫の剣神と咲は、純粋な暴力。特に剣神は危険。咲は……剣神に操られている」


「えっ!? 操られてる!?」ポランがさらに目を見開く。


「チャイちゃん……なんでそんなの分かるんだよ……」チャランが思わず引き気味に問う。


 しかしチャイは、にこっと笑って肩をすくめた。

「チャイはね、なんでもお見通しなの」


 双子は顔を見合わせ、あきれと驚きが混ざった表情を浮かべた。


 だが、ポランがきゅっと拳を握りしめる。

「……でも、きっとヒカル兄ちゃんたちがやってくれるよ!」


「そうだよな! ルミナスブレイブなら絶対勝てる!」

 チャランも叫ぶ。


「うんっ!」

 チャイも大きくうなずいた。


 三人は映像に映る仲間たちの姿に、心を込めて声援を送った。

いつも読んでくださり、ありがとうございます。

良ければブックマークと評価をお願いします。励みになります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ