表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
追放された雑魚剣士、実は最強ゲーム覇者でした。~記憶を取り戻した俺はチート知識で世界をぶっ壊す~  作者: 中瀬
第一章 ワールド覇者編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

71/507

第70話 小惑星激突

■精神干渉を超える者


 それでも、影響を受けない者が三人いた。

 同族である悪魔の血を引くリュウ。

 天敵である天使の血を継ぐリリカ。

 そして――ヒカル。


「……おや?」

 ルシフェルが片眉を上げる。

「精神干渉が、効かない?」


 彼女は確かに見た。精神干渉を行うために対象を凝視したその瞬間――ヒカルの身を白銀の光が覆ったのを。


「"神化"……!?」


 ヒカルは静かに口元を歪める。

「そのモーション、見たことあるんだよ。だから、タイミングを合わせて発動したまでさ」


 そして、声を張り上げた。

「ナオ!! お前が何者かはお前自身が決めろ!

 お前は、この世界で神魔に覚醒した最も力ある人間だ!

 その力を――いまこそ証明しろ!」


■ナオの覚醒


 「……わ、たしは……」

 ナオの目が揺らぎ、次の瞬間、確かな光を宿した。


「私は……わたしのために!仲間のために!両親と、この世界のためにも……あなたを倒します!!」


 おっとりした普段の彼女からは想像できないほど強い声。

 右半身が白銀に輝き、背には光の翼が広がった。


 「うおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

 咆哮とともに突撃するナオ。


 ルシフェルの瞳が焦りに歪む。

「ば、馬鹿な……ただの薄まった末裔じゃないのか!?」


 ナオの大剣が胸を貫き、魔装バリアが粉砕する。

 その瞬間、ナオは力尽きて倒れ、リュウとリリカが彼女を抱きとめた。


 だが、ナオの光が仲間たちを解き放っていた。全員が正気に戻る。


■総攻撃


 「今だ!」

 ミナが再び拘束を決め、ソウタが全力で応援を重ねる。


「行けぇぇぇぇ!」

 仲間たちの力が一気に引き上げられる。


 ユウキが震える声で詠唱を始めた。

「……マジックセイムタイム……999セット」


 その声に全員が耳を疑う。魔法同時実行数999だと!?


 ユウキの頭上遥か上に浮かんだファイアーボールは999個。やがてそれらは一つに融合し、小惑星ほどの巨大な火塊となった。


「いけええええええええええええええええええ!」

 ユウキが絶叫とともに放つ。だが――すぐに彼のMPが枯渇しかけ、炎が揺らぎ始める。


「く…」

 ユウキが倒れそうになる。


「……ほらみろ、人間の限界だ!」

 ルシフェルが嘲笑を上げる。


 そのとき、ユウキは振り返り、レナを見つめた。

「レナさん……僕は、信じてます……」


 レナは瞳を強く閉じ、両手を掲げた。

「……MPリサイクル!!!」


 仲間全員の魔力がユウキへと流れ込み、燃える小惑星は再び勢いを取り戻す。


「うわああああああああああああああああああ!!!」

 絶叫とともに、ユウキが小惑星をルシフェルへ叩きつける。


 悪魔の女は目を見開き、絶望に歪んだ顔で叫んだ。

「そ、そそそそそんな……!?」


 数千年の悪魔の歴史の中で、一度も見せたことのない情けない声が、その唇から漏れ出した――。

いつも読んでくださり、ありがとうございます。

良ければブックマークと評価をお願いします。励みになります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ