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追放された雑魚剣士、実は最強ゲーム覇者でした。~記憶を取り戻した俺はチート知識で世界をぶっ壊す~  作者: 中瀬
第一章 ワールド覇者編

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第46話 トップバッター白姫

 王都の競技場が静まり返る。観客たちの視線が一点に集まる。

最初に挑むのは――四大ギルドの一角・白姫。女性中心の華やかなギルドでありながら、結果を残してきた実力派でもある。


「よし、行くよ!」

ギルドマスターでありサムライの舞が声を上げると、光の柱に包まれ、六人は仮想ダンジョンの第一階層へと転移した。


どうやら今回は3階建ての塔がダンジョンの舞台のようだ。


◆メンバー構成(白姫)


舞 サムライ/女/15/ギルドマスター


あけみ 拘束士/女/22


ことみ 拘束士/女/22


さとみ 魔法使い/女/22


ひとみ 魔法使い/女/22


早雲 僧侶/男/50


◆1階 ― 機械兵の群れ


 そこは金属音が響く無機質なフロア。無数の機械兵が散らばり、うごめいている。数は百を優に超える。


「……これ、まともに戦ったら時間食うね」

魔法使いのさとみが息を呑む。


 しかし舞は、腰の刀に手をかけて一歩前に出た。


「散開! 一気にまとめるわ!」


 拘束士のあけみとことみが声を合わせる。

「《拘束・鎖縛陣》!」

 床一面に魔法陣が浮かび、鎖が伸びて機械兵たちを絡め取る。


 その隙に、魔法使いの二人が詠唱を完了。

「《火炎連陣》!」

「《雷霆衝撃》!」


 炎と雷が交差し、鎖に絡まった機械兵が次々に爆散していく。


「はっ!」

舞の刀が閃くたび、残った機械兵が一瞬で切り裂かれていく。


「ふふっ、さすが舞ね。さっさと二階へ行きましょ!」

ことみが余裕を見せるが、ここですでに時間は数分経過していた。


◆2階 ― 強敵3体と雑魚群


 二階は広大な円形闘技場のようなフロア。雑魚モンスターが数十体、それを護るように鎧の巨人3体が立ちはだかる。


「来たわね……」舞の目が鋭く光る。


 拘束士のあけみが先陣を切り、鎖を伸ばす。

「《拘束》!」

 ――が、巨人はビクともしない。


「え、効かない!?」

ユウキの声が響くように、観客席がざわついた。

「強敵には拘束が無効化される仕様か!」


 ことみが次の策を打つ。

「じゃあ――足止めの《幻惑結界》!」

雑魚たちの動きを封じることで、巨人3体に集中する流れを作る。


「斬り込む!」

舞が真っ向から飛び込み、巨人の剣を受け流しながら斬り裂く。


 後方からは魔法使い二人の援護射撃。

「《氷槍乱舞》!」

「《雷連撃》!」


 雷と氷が巨人を削る。


 しかし、巨人の一撃は重い。舞が押し込まれるたび、僧侶早雲が詠唱を響かせる。

「《神聖防壁》!」

光の壁が張られ、衝撃を和らげる。


「まだ……倒れないの!?」さとみが息を切らす。


 最後は舞が渾身の居合を放つ。

「《燕返し・烈閃》!」

 稲妻のような斬撃が走り、巨人3体をまとめて切り裂いた。


 観客席から大歓声。

「やっぱり白姫は強い!」


◆3階 ― ボス:戦車型モンスター


 最上階の扉を押し開けると、轟音が響き渡る。

そこには鋼鉄の巨体――戦車のようなボスが待ち構えていた。砲塔が唸りを上げ、床が震える。


「この子……厄介そうね」舞が刀を構える。


 戦闘開始。魔法の一斉砲撃を浴びせるが、厚い装甲が削れない。


「今しかない! あけみ!」

「了解!《完全拘束・一閃縛》!」

 拘束魔法が奇跡的に通り、ボスの動きが一瞬止まったかのように見えた。


「全火力集中!」

魔法使い二人が詠唱を重ねる。

「《超火炎陣》!」

「《雷鳴嵐》!」


 舞も斬撃を叩き込む。

「これで……決める!」


 しかし、ボスはHPを半分残して解放。再び動き出した、砲塔が回転する。


「やばっ! 来る!」


 次の瞬間――全身に黒いオーラを纏い、必殺技を発動した。

「全バフ・デバフ無効化……!?」

「HP……強制瀕死っ!?」


 舞たちの体力が一気に真っ赤に染まる。


「くっ……まだ……終わらない!」

早雲が即座に詠唱する。

「《全体回復・強光の癒し》!」


 瀕死から立ち直った白姫のメンバーは、最後の力を振り絞った。


「ここで決めるわよ!」

舞の渾身の斬撃と、魔法使い二人の同時詠唱が炸裂。


 轟音とともに、戦車型ボスが崩れ落ちる。


観客席から割れんばかりの歓声が巻き起こる。


「ふぅ……初戦からこれじゃ、相当厳しい大会になるわね」

舞が刀を収めながら、仲間たちと視線を交わした。

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