第41話 新しい仲間
禁忌の魔術師カイをランド王国の警備隊に引き渡した後、ヒカル達は、王城に呼ばれた。
王城の玉座の間にルミナスブレイブが招かれる。
王は、ヒカル達一人一人を眺め、言う。
「鉱山都市における卓越した活躍を称え、皆の努力と功績に敬意を表し、『ランドの守護者』の称号を授ける。これは他の三大ギルドにも与えていない称号だ。」
ナオは目を輝かせ、「ひゃあぁぁ、ありがとうございます!」
ミナも得意げに、「ふふんっ」と笑う。
ユウキは照れながらも、「師匠に恥じない活躍ができました。」と応える。
王はさらに続ける。「今回の活躍は単なる力だけでなく、仲間との連携と知恵によるものである。また、個々の能力も歴史上から見ても目を見張るものがある。ソウタだったかな、ルミナスブレイブの活躍を今後も期待しておるぞ!」
ギルマスとなったソウタは静かに頭を下げ、
「光栄です。これからも王国と市民の安全のため尽力します。」
ヒカルは笑みを浮かべ、「やったな。」と応じる。
チャイも人間の姿で、「わたしも応援する!」と元気に手を振る。
こうして、ルミナスブレイブは名実ともに四大ギルドの中でも、将来を有望されたギルドとして認められ、王国における公式な守護者として、新たな冒険と任務に臨むこととなった。
***
王様への謁見が終わった後、玉座の間の静かな一角。チャイのお母さん(人間形態)とお兄さん(人間形態)がヒカルたちの前に立っていた。チャイは小さな手を握りしめ、目を輝かせている。
チャイは、ヒカルにせがむように言う。
「……わたし、ヒカルたちと冒険したいの!」
「家族と一緒にいなくていいのか?」
ヒカルが問う。
「ドラゴンの子はね、信じられる仲間を見つけて、子供のうちから旅をするんだよ。前に鉱山都市に現れたヒカル達を見た時から、チャイはヒカルたちといくー!ってきめてたのっ!」
「俺達と一緒に来る、でいいのでしょうか?」
ヒカルは、チャイのお母さんに伺いをたてた。
「……止める理由はありませんわ」
ふわりと微笑む。年齢を感じさせない威厳がある。
ヒカル達のことも今回の一見で信じてくれているようだ。
ミナ「えー、チャイちゃん、マジで仲間になるの?嬉しいっしょ!」
ユウキ「小さいけど、その魔力はかなりのものだね……僕たちも負けられないな」
ナオ「えへへ、わたしも一緒に戦えるの楽しみだよ!」
ヒカルは静かにうなずき、チャイの肩に手を置く。
ヒカル「わかった。君も仲間だ。これから一緒に冒険しよう」
この瞬間、チャイは正式にルミナスブレイブの仲間として迎え入れられた。
ソウタ「チャイちゃん、俺たちがついてるから、安心して」
チャイ「わーい!チャイ、がんばるね!!」
こうして、チャイは、ルミナスブレイブの新たな一員として歩き出すのであった。
チャイの母は、微笑ましい顔でその様子を見守りつつ、つぶやいたのだった。
「ヒカルさん、チャイを頼みましたよ。」
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