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追放された雑魚剣士、実は最強ゲーム覇者でした。~記憶を取り戻した俺はチート知識で世界をぶっ壊す~  作者: 中瀬
第一章 ワールド覇者編

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第25話 鉱山都市セントラル

◆鉱山都市セントラルにて


 峠道を越えた先に、巨大な鉱山の坑道口と、それに寄り添うように発展した街が広がっていた。鉱山都市セントラル。

 岩肌に張り付くように建つ家々、鉱石を運ぶ荷車で行き交う人々。辺りには金属の匂いと、鉱夫たちの力強い掛け声が響いていた。


「わぁ……! なんか街全体がキラキラして見える!」ナオが目を輝かせる。

「鉱石の粉が光を反射してるんだろうな。幻想的だ」ヒカルが答える。

「鉱山都市って感じだな〜。腹から声出してる鉱夫のおっちゃん達が似合いすぎ!」ソウタが手を振ると、鉱夫たちも気さくに笑顔を返してくる。


 街の奥には石造りの大きな館があり、そこが鉱山都市の長、ガイの執務室だった。


◆ガイとの面会


 屈強な体格に真っ黒なひげを蓄えた男――ガイが、机越しに頭を下げる。

「遠路はるばるご苦労だったな。ルミナスブレイブの諸君。ランド王国陛下から話は聞いておる」


「王国からの直々の依頼……僕たちが受けていいんですか?」ユウキが首をかしげる。

「ああ。本来なら三大ギルドに任せるべき案件だ。だが……」ガイの表情が曇る。

「彼らは、王都から別件で動けんのだ。王国全土に被害が及んでいてな、手が回らん」


 地図を広げるガイ。

「ランド王国の領地――グランリオも、シャトーも、そしてこのセントラルも、魔物や盗賊に襲われておる。背後には反社会組織があると掴んでいる。奴らは魔物を操り、街道を荒らし、都市を混乱させているのだ」


「反社会組織……王国の危機じゃないか」ヒカルが低くつぶやく。


◆仲間たちの心情


 部屋に重苦しい空気が流れる。

「そ、そんな大役……わたし達で本当に大丈夫なのかな……」ナオがおずおずと口を開いた。


 その時、ミナが机をバン!と叩く。

「やるっしょ! ここでビビってたら冒険者の名が泣くって!」

「お、出たミナの男前宣言〜!」ソウタが肩を組んで笑う。

「だが正論だな。ここで逃げてたら一生後悔するぜ、ナオちゃん」


 ユウキも眼鏡を押し上げ、静かに言った。

「やらないんですか? 僕はやりますよ。だって――必ず答えがありますから」


「う、うぅ……挑発しないでよぉ! わ、わたしだってやるに決まってるじゃん!」ナオが半泣きで叫ぶ。

「よし決まりだな」ヒカルが腕を組む。「まずは鉱山に現れているモンスターを一掃する。そのあとで反社会組織の拠点を探り、叩き潰す」

「ふん、わたしが皆を守る。それだけよ」レナが冷静に言うと、皆が自然とうなずいた。


◆次なる行動へ


 こうして、ルミナスブレイブはランド王国を脅かす闇の組織に挑むことを決意した。

 最初の目標は――鉱山都市セントラルを脅かすモンスター討伐である。


「よっしゃー! 燃えてきたー!」ナオが大剣を掲げる。

「いけるっしょ!」ミナが鎖を構える。

「俺に任せろ!」ソウタが大声を上げる。


 仲間の声が重なり、冒険は新たな局面へと進み始めた。


◆鉱山のモンスター討伐 ― 岩纏いのゴーレム


 鉱山都市セントラルの坑道は、昼でも薄暗く、湿気と鉱石の匂いが漂っていた。

 ところどころ崩れた岩壁に、巨大な拳の痕跡が刻まれている。


「……これ、モンスターの仕業だよね」ナオが辺りを見回す。

「間違いない。岩を纏ったゴーレム――鉱山に潜む古代の守護者が、何かの拍子で暴走してるんだ」ヒカルが剣を握りしめる。


 そのとき、地響きが響いた。坑道の奥から、岩塊の巨体が現れる。

 全身を黒曜石のような岩で覆い、眼窩に赤く燃える光を宿したゴーレムだった。


◆戦闘開始


「でっけぇー! オレの家三軒ぶんはあるぞ!」ソウタが口笛を吹く。

「比較対象が庶民的すぎるわよ」レナが即座に突っ込みながら詠唱を始める。


 ゴーレムが岩の拳を振り下ろす。坑道の床が割れ、岩片が飛び散った。

「うわっ! 当たったらぺちゃんこだよ!」ナオが必死に避けながら大剣で反撃するが、硬い外殻に弾かれる。


「硬ぃぃ……! ダメージがほとんど通ってないぃぃ!」ナオが歯ぎしりする。

「なら、弱点を狙うしかないな」ヒカルが冷静に岩の継ぎ目を探す。


◆仲間の連携


「任せて!」ミナが鎖を投げる。ゴーレムの腕に絡みつき、動きを一瞬止めた。

「今だ!」ユウキが火球を放つ。狙いは関節部分――熱で岩を脆くする。


 轟音とともに火球が炸裂し、ゴーレムの肘が砕け散る。

「やった! 腕が折れた!」ナオが叫ぶ。


「いいぞ、仕上げにいけるっしょ!」ミナが鎖を引き、巨体をぐらりと傾ける。

「くらえーっ!」ソウタが跳び上がり、渾身の槍突きをゴーレムの胸に叩き込んだ。


 しかし――ゴーレムは再び赤い光を強め、砕けた岩を自己修復し始めた。


◆窮地と突破口


「まさか再生能力まで……!?」ユウキが顔をしかめる。

「長引けば不利だわ。ヒカル、どうするの?」レナが問いかける。


 ヒカルは床を見た。そこには割れた岩の下から、微かに輝く鉱石の層が覗いている。

「……あれだ。ゴーレムも核があるはず。核さえ叩ければ倒せるはず!」


「核を狙えれば……!」ユウキの目が輝いた。


◆決着


「ナオ、俺が隙を作る。核を叩け!」

「わ、分かった!」


 ヒカルが囮になり、ゴーレムの拳を真正面から受け止める。

「ぐっ……! 重い!」剣と拳が火花を散らす。


「今だっ!」

 ミナが鎖で足を縛り、ソウタが横から槍を突き、ユウキが火炎を浴びせる。

 ゴーレムの胸部に大きな亀裂が走った。


「おらぁああああ!」

 ナオの大剣が核めがけて振り下ろされる。轟音と共に赤い光が砕け散り、ゴーレムは崩れ落ちた。


◆戦闘後


「や、やったぁー! わたし決めたよ!」ナオが飛び跳ねる。

「ナイスコンビネーションだ。みんな」ヒカルが頷く。

「ふぅ……でも、これが鉱山都市を襲ってるのは氷山の一角なんだろうな」ユウキが呟く。


「そうだね。反社会組織が背後にいる……ってことは、次はもっと厄介な戦いになるかも」レナが真剣な目をする。

「でも、いけるっしょ。アタシたちなら」ミナが笑って拳を突き上げる。


 仲間たちは顔を見合わせ、次なる戦いへと気持ちを固めていった。


ずっと戦闘を見守っていた子供のドラゴンのチャイが、盗賊の一人を見つける。


「ナイスだ、チャイ。」


ソウタが盗賊に詰め寄る。


「わ、わかったよ・・俺たちの拠点は、街外れの廃教会だ・・」


「だが、あんたら覚悟して行ったほうがいい・・」


「なんだ、ヤバいやつが頭領なのか?」


「本当にやばいんだ・・」


そういうと、盗賊は走って逃げていった。


「捕まえたほうがいい?」

ミナが光る鎖を構える。


「いや、一旦拠点は分かったから大丈夫だ。」


「早速拠点に向かってみよう。」


「ここでの騒動がさっきの盗賊から伝わるかもしれない。逃げられる前に拠点へ急ごう。」


ヒカル達は、拠点へ急いだ。

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