第21話 結果発表
◆ダンジョンキングオーダー最終日 ― 王都広場
王都広場の特設会場。
魔法モニターには、全ギルドの最速クリアタイムが次々と映し出されていく。
ギルドハウスから王都へ移動し、結果発表を待つヒカル達。
「発表する――!」
王立顧問魔導士が声を張り上げた。
◆結果発表
1位 デビルズ 11分05秒
2位 トラベラント 12分10秒
3位 白姫 13分40秒
4位 ルミナスブレイブ 14分30秒
「……まじか」ナオが目を丸くする。
「トップ3の背中、もう見えてるじゃん!」ミナが飛び跳ねた。
「僕たち、本当にここまで来られたんですね……!」ユウキが感嘆の声を上げる。
「きっとなんとかなるって言ったろ」ヒカルが静かに頷く。
◆観衆の反応
「おい、ルミナスブレイブってあの新参ギルドだろ?」
「三大ギルドに次いで四位って……すげえじゃん!」
「まだ設立して間もないって聞いたぞ」
ざわつく観衆。次第に拍手が広がっていく。
「お、俺ら……応援されてる?」ソウタが耳を疑う。
「当たり前だろ! もっと胸張れ!」ヒカルが背中を叩く。
◆三大ギルドの反応
■トラベラント
「ふむ……あの新参、やるな」
時空魔導士が目を細める。
「次は、俺たちの戦略を超えてくるかもしれん」
■白姫
「……ちょっと待ってよ。四位? しかもタイム差は一分以内……」
ギルマス舞が刀を撫でながら、笑みを浮かべる。
「いいね、面白くなってきたじゃない」
■デビルズ
「おーおー、新人が四位? やるじゃねぇか」
シノビが刀を回し、にやりと笑う。
「次は俺たちを追い抜くつもりか? 楽しみにしてるぜ」
◆ルミナスブレイブの夜
広場を離れた仲間たち。
「……四位かぁ」ナオが少しだけしょんぼりする。
「何言ってんの! アタシたちの初挑戦で、ここまで来れたんだよ!」ミナが笑う。
「必ず答えがあります……次は、僕たちが勝つ番です!」ユウキが拳を握る。
「そうだ。ここで終わりじゃない」ヒカルが剣を見つめる。
「俺たちの戦いは、まだ始まったばかりだ」
「おお、なんかラストっぽいけど、続くんだよな?」ソウタがツッコみ、
「当たり前でしょ」レナが苦笑する。
笑い声と共に、夜空へと花火が打ち上がった。
ルミナスブレイブの挑戦は、これからさらに加速していく――。
◆オーダー閉会式 ― 王城大広間
豪華なシャンデリアの下。
各ギルドが整列し、王立顧問魔導士が威厳をもって立つ。
「今年のダンジョンキングオーダーは、デビルズが制した!」
大広間に歓声が響き渡る。
「続いて……特別表彰だ。第四位に輝いた、新鋭ギルド――ルミナスブレイブ!」
会場がざわめく。
◆報酬と称号
「おめでとう。君たちには『新星の輝き』の称号を授ける」
顧問魔導士が高らかに告げた。
「『新星の輝き』……?」ユウキが首を傾げる。
「なにそれ、キラキラ系のあだ名じゃん!」ミナが笑いを堪えきれない。
「えへへ、わたしたち、星になっちゃった」ナオが両手を広げて回る。
「ちょっと静かにしなさい」レナがツッコミを入れる。
さらに、報酬として大量の金貨、そして――ギルドハウスの改築権が与えられた。
「やった! アタシの部屋にカラオケつけよ!」ミナが即答。
「俺は風呂をもっと広く!」ソウタが叫ぶ。
「……真っ先に出る意見がそれか」ヒカルは呆れつつも笑っていた。
◆街での評判
数日後。王都の街を歩くと、至るところで名前が飛び交った。
「ねぇ、あの子たちがルミナスブレイブよ!」
「三大ギルドに次いで四位って、本物じゃん!」
「特にあの白髪の剣士、かっこいい!」
「いやいや、大剣の女の子の方が頼もしいだろ!」
通りを歩くたび、指差され、噂される。
「おいおい、人気者だな、俺ら」ソウタが胸を張る。
「……恥ずかしい」ヒカルは顔を赤らめた。
「えへへ、わたし、ちょっとお腹すいた」ナオは話を逸らす。
「そこかよ!」ミナが即ツッコミ。
ユウキは真剣な顔でつぶやいた。
「僕たち、もう“無名”じゃなくなったんですね……」
「そうだな」ヒカルは皆を見回す。
「でも、俺たちの目標は、まだずっと先にある」
「……きっとなんとかなる」彼の言葉に、仲間たちは笑顔で頷いた。
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