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私には婚約者はいません…よね?

さて私オリーブは今日も今日とて、夜会にきています。

今の春先の時期は、わがままボディには優しい季節です。冬は寒くて体は動かないし、夏の暑さで体に熱が籠り体調を崩す。デブの体調は難しい。商売的にも決算も終わった時期なので、新しい事を考えるには良い季節だと考えています。私は婚約者もおらず、…結婚も期待していないため、仕事をしたいと考えています。くらいの低い子爵や男爵家のお友達のなかには同じ志を持つ方もいたため、一緒にすごしていてとても楽しいのです。

また、中等学校を卒業したため、夜会やお茶会でないと友人に会う機会があまり無いため、陰口の憂鬱より楽しみの方を選んで来ています。今日もたくさんお話しようと思ったのですが…

「オリーブとん〜」

「久しぶりだな、デ・オイル嬢」

…どうやらそうはいかないらしいです。


クスクスと周りから聞こえる嘲笑。

「ミンティ様、公式な場所ですのでどうかオリーブとお呼びください。久しぶりです、レモーネ様」

人の名前にとん(豚)をつけて呼んだのがミンティ・リーフ男爵令嬢、隣にいるのが幼馴染のイェル・レモーネ男爵令息です。イェル様は隣の領地の貴族で家族以外では、話しやすい唯一の異性だったりする。

「えぇ~、オリーブとんって、とっても可愛い響きだと思いますよぅ。ねぇ、イェル様」

「ん、あぁ、そうだな、似合ってるとも。…デ・オイル嬢なかなか会わないため言えなかったことがある。単刀直入にいうが、幼い頃に交わした君との婚約を破棄したい。慕ってくれている君には悪いが私はミンティと婚約したいと思う。」


うん?婚約?してないとおもいますよ?

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