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社交界の豚

オリーブ・デ・オイルは、子爵家の3女である。オリーブ色の髪に茶金色の瞳をした16歳だ。

上の兄姉達は社交界の華と呼ばれた母に似て美しいが、私は父に似た、ぽっちゃりわがままボディに育ってしまった。同じものをたべているのに何故か太ってしまう。

代謝が悪いからかと思い運動も多少したがあまり効果はなく、身体は冷え、水を飲んでも太る。自分が美しくないからこそ、所作は美しく、教養は身につけようと努力はしたが、いかんせん父に似た素直過ぎる性格のため、裏の裏を読む社交の場では豚に真珠、多少の知識も味方はしてくれない。

ここまでなら社交界のぽっちゃり、もしくはデ◯と呼ばれていただろう。

子爵と言えど土地は辺境で猫の額ほど、商家から男爵、子爵家と成り上がった家。それも先の戦争での商いの功績が認められての昇爵のため、古くからの貴族家からは不幸を食い物にしたハイエナなどと揶揄される。また貴族としての仕事以外に、未だに商売も手広くしているため、雑食とも言われる。このことから私は社交界の豚と呼ばれている。


さて、そこまで言われてなぜ社交をするかだけど、私は罵られるのが好きな雌豚では無い。あまり社交は好きではないが、15歳を過ぎて婚約者もおらず、商会の運営もしていないため、家にいるのが居た堪れない。両親はいつまでも家にいて良いと言うが何もしないのは辛すぎる。仲良くしている友人に会う事や将来の仕事へのアイデアがもらえたらと思い今日もせっせと社交界へ参加するのだ。

初めて書きます。よろしくお願いします。

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