メタルマックスに対して
「竜退治はもうあきた」
マニアックな人気で30周年を迎えるメタルマックス。
冒頭の台詞である竜退治は、当時ドラクエを筆頭にしてRPGと言えばファンタジー。
ファンタジーと言えばドラゴン!
そんなRPGにまさしく立ち向かうようなゲームでした。
特徴は荒廃した未来を舞台に、人間+戦車を駆使して賞金首を狩るシステム。
いやあ画期的でしたねー。
まず敵モンスターが目新しかったですね。
バイオテクノロジーによって異形と化した生物。
システムによって作られた殺人兵器。
異常気象によって進化した怪物。
そして機械と生物が混ざり合って産まれた、機械生物など。
当時はどんな発想すればこんなモンスター作ったんだ? と不思議でしたがそれが面白かったのです。
他にもプレイヤーたちの装備更新はよくあることでしたが、やはり戦車という武器が何より目を引きました。
戦車に乗るから人間より強いので、そっちの装備を優先して購入するのです。
しかし勿論装備を揃えるには金が物凄いかかるのがメタルマックスです。
特に費用が掛かるのは改造!
冒険をしながら戦車を手に入れて、装備を買ってからが本番とばかりに、各装備の強化で装備買うより金がかかるのです。
しかも戦車は10数台はあるので、全てを自己満足で改造しようとすると、どれだけ金があってもあっという間に湯水のように消えていきます。
その為、高額の金を入手できる賞金首というボス達を狩りに行くのです。
特定のマップ周辺でエンカウントしたり、ダンジョン奥深くで待ち構えていたり、またはストーリー上のボスとして。
しかもこの賞金首たちがマジで強い。
このゲームだと、空を飛ぶ敵だと対空兵器・地中にいるなら対地兵器・ステルスを基本とするならセンサーなど、賞金首たちを狩るための準備が必要であり、何も知らずに戦えばダメージを与える事も出来ないまま死亡という。
マジでえぐい。
賞金首を狩るために装備を整えてたら、その金額以上に金が飛んだこともありましたねー。
でもやっぱり他のゲームには無かった賞金首というシステムは楽しかったです。
あと、メタルマックスシリーズと言えば、「犬」
PTメンバーとして参加するのですが……ぶっちゃけマスコットというだけで戦闘では……うんまあ頑張れ。
レベル低い時に敵が強いと、戦闘中逃げるんです。
装備もそんな強いの無いから、よく倒れる。
「戦車乗れるメンバーを入れさせてくれ!」
と、何度思った事でしょう。
いや、犬は好きだし、いないよりはマシだけど、余りにも足手まといすぎて……。
他にもメタルマックスは自由度が高く、物語を順番に進める必要もなく、好き勝手に世界を探索できるのもいい。
ただ……その分不具合やゲームバランスが微妙なこともありました。
スイッチで発売されたリボーンは……かなり不評だったようだし。
多分、ここらへんがメタルマックスが微妙に売り上げが高くない理由だったんだろうなあと思います。
女神転生と同様に、他にはない独特で画期的なシステムを擁しながらも、万人受けするものではない。
女神転生は何だかんだでゲームバランスが絶妙なところがあるんですよね。
まあメタルマックスは熱心なファンがいるから、ちょっとずつ新作を販売できたのでしょうが。
まあ私がプレイしたのは、SFCのメタルマックス2とプレステのメタルサーガ砂塵の鎖だけですがw
とりあえず2021年5月24日にメタルの新作情報が公開されるので、それがとても楽しみだったりします。
賞金首50体くらい出ないかなー。
戦車の改造はどこまでいじくれるんだろう?
ある意味、メタルマックスもネトゲにしやすいと思ったり。ただしガチャじゃなくて月額でw
装備や戦車をガチャで出されたら絶対萎えるわ。
個人的には最期らへんで手に入る強い戦車より、初期に手に入るバギーが好きです。