表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妹身防衛(仮)  作者: ファンタグレープ_炭酸GIGAMAX
序章
5/16

1話A

1


「ダダダダダダダ!」

銃撃が始まった。

「いやあああああああぁぁぁ!!!」

突然のことで何が何だかわからない。

とりあえず、このまま待機していたほうがよさそうだ。


―――――――――――――――数分後―――――――――――――――


――銃撃の音……すなわち銃声が止まった。

再び鳴らないことを確認して、テーブルの下からでる。

「沙耶香……。止んだみたいだ。」

沙耶香はガクガクと震えながら、こういう。

「ねえ、お兄ちゃん?い、い、いまの何なの?」

「……分からない。」

「……ちょっと、お兄ちゃん。様子見てきて。」

「わ……、分かった。」

俺は窓の方へ確認にいった。

しかし、特に怪しいものは特になにもない。

「……ねえ、なにかあった?」

「いいや。なんにも。」

「っていうかそういえば……」

沙耶香は視線を棚の上に置いてある手紙に向け、

「なんだ?」

指を指した。

「あの手紙、何だったの?」

「あ、ああ。あれか? ああ、あれな。」

「ちょっと、見せて。」


2


「分かったよ。」

「うん。」

「……はい。」

「……。」

そして沙耶香がその手紙を見た。

「~~~~~~~~~っ!?」

「!!?」

「お兄ちゃん……。こ、これって…!」

「そう。脅迫状だ。」

「やったあ~~~~っ!」

「はあ!?」

「だって。脅迫状って憎い人に送るんでしょ?」

「でも、お前は特に憎まれる事はしてな―」

「もう! お兄ちゃん! ばかなの!? 私は! 生まれた時から憎まれる運命だったの! そしてわたしが憎まれる理由は!誰にも負けない可愛さ!でしょ?」

あ。確かに。

お前、前に俺が保護者として参観に行ったとき(まあ保護者なんだけど)、異常に男子がまとわりついてたもんな。

それだったら辻褄が合う。

「そして! 脅迫状が来たということは! ついに私の可愛さは! 頂点に達したってことだよ!」

「でもさ、お前殺されたらどうすんの。」

「それは……嫌だから逃げるよ!」

「じゃあ、逃げるよな?」

「うん。お兄ちゃん! 足手まといになったりなんかしたら、しょうちしないんだからね!」

「はいはい。」


To be continued

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ