表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妹身防衛(仮)  作者: ファンタグレープ_炭酸GIGAMAX
序章
4/16

プロローグB

 1


 ある日。

 高校3年生の俺、切口雷舞は、寝坊して(と言っても10分位だが。)

 妹、亜理沙よりも遅く、学校へ行くこととなった。

 学校の周辺まで行くと、校門あたりに、なにやら人だかりが出来ていた。

 俺は野次馬のようにその中心にあるものを見ようと、少しずつ周りの人々をどかし、それを見た。

 しかし、それは、足から血が流れてしまっている。

 妹……亜理沙の姿であった。


 2


「亜理沙っ!」

 俺は亜理沙に駆け寄り、安否を確かめた。

「よし。ちゃんと心臓も動いてるし、息もしている。」

 後ろから一人の少女が駆け寄ってきた。

「あの……、雷舞さん……。」

「麻衣!」

 亜理沙の小学校からの大親友、麻衣まいだ。

 麻衣は前に家に来たとき、(とは言っても2、3年前だが)何度か話したことはあるので覚えていた。

「確か朝、亜理沙と一緒に登校してたよな。」

「あ、はい。その、亜理沙ちゃんのことでちょっと話が……。実は亜理沙ちゃん……」

「いや。……もう見たよ。」

「……そうですか。」

「……」

「……」

「つーか。なんでこんなことになったんだ ?」

「いや、えっと、それがですね……。」


 3


「まず私は、亜理沙ちゃんと登校するため、雷舞さんの家に行きましたよね。」

「ん。そうだな。」

「そのあと…

『ねえねえ。今日もお兄さん何か変なことしてた?』」


グサッ。

心に何かが刺さる。


そして麻衣は再び口を開く。

「『うんうん。なんか変な踊り踊ってた。しかもめっちゃ動きキモかったし。』」


グサッ!


「『本当に亜理沙ちゃんのお兄さんって面白いよね。』

『いやいや。ただ狂ってるだけっssy…」


また心に傷がつくまえに、急いで俺は麻衣に言った。

「おい。」

「はい。」

麻衣が顔を上げた。

「そこの話要らねーだろ。重要なことだけを話せ。」

「はい。分かりました。

 まあ、登校中にそういった話をしていたんです。

 でも、学校前の横断歩道に差し掛かった時……

『バンッ!』

 って言う音がしたんです。」


 To be continued……

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ