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感染者たち  作者: さか
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序章

とある少年が野良猫と向いあっている。

猫の毛は黒色で目は黄色だ。


プシュッ


少年がコーラが入ったペットボトルを開ける。

炭酸が抜ける音に猫は逃げようとする。


「おい、待て待て。これは炭酸が抜けた音だから平気だって。」


言葉通じたのかどうかはわからないが猫は止まる。

まだ、少年を警戒はしているみたいだ。


「君の瞳に乾杯」











荒木和人は平成生まれの15歳の高校一年生だ。


彼のステータスは、身長183cm、体重68kg、学力は低め、運動は身長を活かしたものなら得意。

そんな感じだ。

自慢できるのは身長だけという凡人。


家族構成は、父、母、兄、和人、妹だ。

家族の年齢は父は49歳、母は48歳、兄は18歳、和人は16歳、妹は15歳だ








「ただいま」


和人は家のドアを開ける。

返事は返ってこない。

誰もいないらしい。


今は冬休み中だ。

なのに誰も家にいないのは珍しい。


和人は洗面所に向かう。


鏡を見ると金髪の男が眠そうな顔で立っている。

和人だ。

髪は冬休みだから金に染めてる。

冬休みの最終日になったら黒に染めるつもりだ。


手を洗ったら自分の部屋に入る。

和人は部屋に入るとベッドに倒れこむ。

少しベッドが軋んだ気がしたが気にしない。


スマホをポケットから出して電源をつける。

時間は13:43だった。

スマホをてきとうな場所に投げる。

時間がわかればスマホには用はない。


睡魔で意識が朦朧としてきたので布団を頭からかぶって眠ることにした。










高いとこらから落ちるような感覚がして目が覚める。


「ジャーキングだっけ?」


高いところから落ちる感覚がしながら起きる現象はジャーキングって名前がついていた気がする。


口の近くが冷たい。

多分よだれだ。

ティッシュをとって拭く。

ティッシュは丸めてゴミ箱の方に投げる。

壁に当たってゴミ箱に入った。


時間を確かめるためにスマホを探し始める。

定位置にスマホを置いておけばいいのにてきとうに投げるからだ。

和人はそうやって財布などを何回もなくしてきた。

周りの人はその癖を直した方がいいと言ってくるが本人には直す気がない。

直した方がいいと思ってはいるが直す気がない。


しばらくスマホを探していると見つけた。

スマホはゴミ箱の近くに落ちていた。


時間を見ると5時くらいだった。

だいたい3時間寝たみたいだ。


スマホをいじりながらリビングに向かう。

この家のリビングはキッチンとリビングが繋がっている。


リビングのドアを開けると妹の夏帆と母がいた。


「あ、和人。冷蔵庫にシュークリームあるわよ。」


母が言う。


「あぁ、あとで食べる」


返事をする。


そしてカーペットの上に倒れこむ。

他人から見たら体に異常が起きて倒れたように見える光景だが誰も気にしない。

和人が倒れこむのには家族は慣れてる。


しばらくゴロゴロしてるとテレビで気になるニュースをやっていた。


中国で謎の感染症が流行っているらしい。


「うわぁ、ゾンビ…」


夏帆がそう言いながらテレビから目を逸らす。


「ゾンビってそんなのいるわけねぇだろ」


そう言いながら和人はテレビに顔向ける。


テレビに顔を向けると感染症に感染した人の映像が流れていた。

感染者は顔の血管が浮き出ていて目が黄色くなっている。

それで近くの人を襲っている。












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