ホットケーキ作るよ!
ボイスドラマは勘弁してください。
神(27)落ち着きのある大人。料理に無頓着。
歩(24)神にベタ惚れな乙女な女の子。
役表
゜+o。。o+゜♡゜+o。。o+゜♡゜
神(♂)
歩(♀)
゜+o。。o+゜♡゜+o。。o+゜♡゜
歩「昨日の疲れがすごく残っているのかな、
うーん…体が重たい」
神「歩、おはよう」
歩「神、おは…。何してるの」
神「ホットケーキ作ろうと思って…」
歩「顔が真っ白なんだけど、一体何がどうしてそうなる!」
神「袋からホットケーキミックスの粉を出そうとして…
開けるの失敗して頭からかぶりました」
歩「突然なんでやろうと思ったのよー!」
神「歩が疲れて帰ってそのまま寝ちゃったから…心配で」
歩「た、大したことなかったのに」
神「心配に決まってるだろ。お前のことなんだから」
歩「シン…」
神「俺の大事な歩を放っておけない。何とかしたい。
そう思うのは自然だろ?だって愛し合ってるんだから」
歩「ちょ、ちょっと、恥ずかしい言葉多いって…」
神「あ、耳が真っ赤」
歩「シンのせいだよ…ばか」
神「俺のせいなの?」
歩「そ、そうだよ。恥ずかしいことばっかり…」
神「歩。俺の可愛い歩。もう少し寝てな?」
歩「シンの声、本当に落ち着く。じゃあ、もう少しだけ」
神「ホットケーキは任せて。作り方書いてあるし」
歩「そうだね」
歩M「このあと、袋すら開けるの失敗していた彼の不器用さに
私が早く気づくべきでした。二時間後…発狂した」
神「どうだ!」
歩「いやあああああああ!!なんでそうなった!!」
神「え?何が?どうした、歩」
歩「台所が真っ白だし、フライパンが焦げて使い物にならない!
何より、なんだその食べ物とは形容しがたい物体!!」
神「え、俺の自信作。ホットケーキ」
歩「ホットケーキじゃねえわ!」
神「ええ!?」
歩「シンってそういえば料理できないんだったね。
うっかりしてたわ。本当にうっかり」
神「酷くないか?」
歩「そもそも、袋の時点で止めるべきだったのよ。私のバカ」
神「いや、たまたまだってば」
歩「その後の工程は?」
神「袋から出した粉に牛乳を入れようとして冷蔵庫へ。
そしたら未開封の牛乳に苦戦して牛乳を少しこぼして。
何とか分量通り入れたはいいものの、次は卵。
失敗は許されないと思って違うお椀に卵を割ってみたら
やっぱり殻が入ったんでそれを何とか除去してたら、
フライパンが焦げちゃって…」
歩「なにそのドジっ子」
神「仕方ないから卵を卵黄と卵白に分けるの諦めて混ぜて…
違うフライパンで焼いたら焦げてしまい…」
歩「その墨のようなホットケーキが出来上がったと」
神「はい。ごめんなさい」
歩「もう、掃除が大変じゃないの…」
神「歩に少しでも休んでもらえたらって思って…。
余計なことしてごめん」
歩「そんなこと言ってないよ」
神「でも…」
歩「嬉しかったよ」
神「歩…!」
歩「わ!」
神「俺はいつでも、歩のために頑張るから。だから。
歩は俺のそばで笑っていてくれ」
歩「シン…ねえ、シン」
神「何?歩」
歩「抱きつかれると洗濯物も増えるんだけど」
神「ああああ!!ごめん!!」
歩「まったく、ふふ。飽きない人」
エンド
ドジっ子にしたかっただけの妄想台本でした。
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