表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/6

〜脱出〜

―ここは?―

目が覚めると真っ暗なところにいた。起きようとしたとき、何かが向こうから近づいてくるのがわかった。私は慌てて目を閉じて、気が付いてないフリをした。

「ん〜…?…が例の…なのか?」

「ソウ、блЩミタ。」

「そうか。よくやった。後で褒美をやる。下がってろ」

何か会話のようだが、あまりよく聞こえない。その上一つは人の声ですらなかった。物音が近づいてくる。できるだけ起きているのを気づかれないようにしようと思った。相手が油断していたら、逃げれる可能性があると思ったからだ。しかし、

「…ったく。おい、何時まで寝たふりしてるつもりだ?」

「にゃーー!?」

突然耳元で声がして叫んでしまったしまった。

「にゃーー!?って猫かお前は。」

そこにいたのは私の兄。竜宮 智流(たつみや ともる)だった。

「へ?お兄ちゃん?何でここに?って言うかふけてない?」

「はぁ。お前は馬鹿か?ここはお前がいたときから大分たってるんだぞ。そりゃ俺だって年をとるわ。不老不死じゃないんだから。」

お兄ちゃんはそう答えたけど。ふけたというのは、間違いだったかもしれない。ちょっとひげが生えて、少しやつれた感があるけど。見た目はそんなに変わってない。あれ?

「ちょっと待って。ここは私が住んでた時代より千年ぐらいたってるんだよね。お兄ちゃんがいたらおかしいんじゃないの?」

そうだ。普通の人間なら生きてるはずは無い。何かがおかしい。



「えーと、アナタハホントウニオニイチャンデスカ?」

・・・・・。沈黙。いやぁ、いきなり黙りこまれると気まずいなぁ(軽く錯乱中)

「何いきなり片言になってんだ。第一なぜお前がここにいる。今までいったいどこに行っていたんだ。」

「・・・・・・・(あ〜。この返し方はお兄ちゃんだ。しかもちょっと機嫌悪い?ここはおとなしく答えとこう)裕也さんの家」

裕也さんの名前が出た瞬間おにいちゃんの目外大きく見開かれた。

「裕也って、まさか双樹裕也か!?」

「・・・・・・・?そうだけど?」

そういった瞬間お兄ちゃんは大きくため息をついた。

「この馬鹿妹が・・・。俺の今までの苦労はいったいどうしてくれる」

いやいやいや。私お兄ちゃんに苦労かけた記憶無いんだけど。

「とりあえず。お兄ちゃんなんで生きてんの?」

「ん〜?悪魔に魂売ったから」

「・・・・・・・・はいーーーー!?」

「あ〜嘘嘘。人魚の肉食ったから」

いやもっとありえないし。なんだこの兄。とうとう頭でも狂ったか。いやもしかしてお兄ちゃんのフリした。別の奴なんじゃ・・・。

「お〜い唯華戻ってこーい。今の全部嘘だから。いまどきこんなの信じるか?相変わらずいい反応するなぁ。っていうか抜けてるのか。」

お兄ちゃんはかなり愉快そうに笑い出した

プッチン(唯華の何かが切れた音)

「いい加減にしろー。このクソ兄貴!!こっちが「叫ぶな!!」ん〜!?」

いきなり口をお兄ちゃんにふさがれてしまった。耳元でお兄ちゃんがひそひそと話してくる。

「あのな〜。一応ここあの化け物たちがいんだぜ。騒ぐと集まっちまうだろ。」

私はそこで一応私は捕まっていることを思い出した。

「俺はお前らと一緒で時間移動してきたんだ。俺らの家系にゃそういう力を持った奴がまれにいるらしい。それよりあんまりここにいると危険だからな。早くもとの世界に返れ」

何時に無く真剣な目つきでおにいちゃんが言った。

「・・・。どうやって戻ればいいの。帰り方わかんないんだけど」

「俺が返してやる。この世界では一応過去に戻れる装置があるからな。竜宮家と竜波家の者しか使えないが、な」

え・・・?帰れる?元の世界に?本当に?



いやぁ〜とうとうクライマックス!?なんちゃって。すみません更新送れちゃって・・。とりあえずここまでお読みくださってありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ネット小説の人気投票です。投票していただけると励みになります。 ネット小説ランキング>サスペンス部門>「とある少女達の物語」に投票
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ