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ブルーマウンテン ラボラトリー  作者: ko☆gorou
第一章 王宮の学生 タッ君
3/33

未知

8/1 14:23


僕はブルーライン踊場駅の前に立っていた






朝早めに起きてパソコンで所在地を検索すると


この駅が最寄駅だということがわかった


類稀なこの情報収集力…


僕は自分が少し怖くなった…


でも問題はここからだ この先は全く調べていない


それもこれも【みちのり】で検索をかけようとしたら


予測変換の候補に【みちのりっぱなおっぱい】とか出るからいけないんだ


せっかく早起きしたのに一時間前までそのサイトを閲覧してたせいでこのザマだ


済んだ事をいつまでもくよくよしてても何も始まらない


そう自分に言い聞かせながら携帯電話を取り出して


【ブルーマウンテンラボラトリー 汲沢町】でググった



検索結果【バイク屋さんを探そう】



諦めた僕はタクシーを拾って運転手に丁寧に住所を伝えた


五分位走ると運転手が


「つきましたよ」


と言ってドアを開けた


僕は運転手に五百円硬貨を渡し領収書が欲しい事を伝えた


「バタンッ‼」


タクシーのドアが閉まった…


「お客さん…840円になります…」


この男…何を言ってるんだ?ものの五分位走っただけなのに…840円になりますだと?


一分100円で500円位が妥当な線だろ…どう考えても話がおかしい…


そもそもタクシーなんて乗るつもりなんてなかったから1000円しか持ってきてない


電車に乗る時330円使ったから残りは500円しかないんだ


落ち着けタッくんキミはやればできる子だ!


話せばわかるはずだ


僕は運転手にありのままの自分の想いを伝えた


【みちのおっぱい】はそんなに立派じゃなかったことを


すると運転手は困惑した顔つきで


「…おにいさん…この住所…青山さんちに用事があるのかい?」


青山さんて誰だ?僕はみちの話をしてるのに日本語わからないのか?


「アルバイト…だろ?」


…この男怪しい何でそんな事知ってるんだ?僕は乳房の話しかしてないのに


僕が怪しむ様子を察したのか?苦笑いしながら運転手は


「あぁ…ちょっとこの辺じゃ有名でね、青山さんに払ってもらえばいいよ」


「じゃあ一緒に行きましょうか」


と言ってドアを開けてくれた


タクシーを降りると【青山】と書かれた表札がついた三階だての一軒家が立っていた


タクシーの運転手がインターホンのボタンを押そうとしたが僕はその手を右手ではたき落とし左手でインターホンのボタンを押した


運転手が舌打ちする音が聞こえたが僕は気にせずボタンを押し続けた


「ピイ~~~~~ンポォ~~~ン」


僕はこれから始まるであろう初バイトにワクワクとドキドキを隠しきれずにいた


後さっきタクシーのドアが閉まった時ビックリして少し漏らしてしまっていた…






















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