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ポエム・作詞集【いつかの言葉たち】  作者: かみながあき
自作小説イメージソング

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39/42

▼ いいから早く歌え

Nコード:N8388LL【乙兄】

キャラソン企画◆2ndシーズン 第一弾は、

メイン攻略対象のはずだった

『フェリクス・グランディエ』第二王子殿下です♪

 

 

「歌など歌わんぞ」

 

「歌わんと言っているだろうが」

 

「いい加減にしないと、さすがのぼくでも怒るぞ?」

 

「……なに?アシェルもアリシアも歌っている、だと……?」

 

「……それがどうした。ぼくが歌わないということと何の関係が、」

 

「ふざけるな……」

 

「おい、やめろ!そんなことを引き合いに出すのは卑劣極まりないぞ!」

 

「くっ……まさかこのぼくが"いいように揶揄われる側"に回るなんて……」

 

「尺がなくなるから早くしろだって?」

 

「ふん、上等だ。このまま長々と喋り続けてやろうではないか」

 

「そんなこと許されない?それはこっちの台詞だ。大体何の権限があって……」

 

「嘘、だ。そんなこと有り得るわけがない……」

 

「なっ!?まさか、本当に……?」

 

「信じられん……。この世の終わりだ」

 

「こんな馬鹿げた事があってたまるか!」

 

「くそっ、もうどうにでもなれ」

 

 

 

敬いひれ伏せ ぼくを讃えよ

そんなことは言わないが ひとつだけ

ただ傍に居ろと 伝えたとしたなら

お前はどんな顔をするだろうか

 

頂天など 望んでいない

争いなんて生まれてくれるな

全てを隠す貼り付けた笑み

仮面の重さに酷く疲れた

 

甘く媚びるような視線とは違う

何よりも甘美な誘惑の色彩いろ

夜の雫溶かした穢れのないアメジスト

手放すことなど有りはしないから

"早くこの手の中 落ちてしまえ"

 

甘く溶けるような時間とは違う

それなのに甘美な至福の調べ

この瞳の奥 深い海に似た孤独も

触れてさえしまえば癒されていく

"もっとこの胸に その熱を寄越せ"

 

 

「ああ……結局歌ってしまった」

 

「どうだ、これで満足か?」

 

「……なに?誰に向けているのか分からん、だと……?」

 

「そんなの知ったことか。勝手に想像しろ」

 

「解答なんて期待するなよ。ぼくが譲歩できるのはここまでだ」

 

「さあ、もう気が済んだだろう。早く解放してくれ」

 

「二度とこんなおかしな事にぼくを巻き込むんじゃないぞ……」

 

 

 

こちらは「小説家になろう」内で連載中の自作小説

【乙女ゲームで存在しない悪役令嬢の双子の兄に転生してしまった】

に登場するキャラクターのイメージソングとなっております。

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