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Gods labo -神々の戯れ-  作者: 重宗直太郎
プロローグ
1/12

ーある開拓民の独白ー

ネットの世界ではありふれている話だけども、まさか自分の身に起きるとは思っていなかったね。

 

 異世界転生って言えば、生前の記憶が戻ってきて、知識で持って成り上がるってのが定番だろ。でも、実際はそううまくいかねえのな。工業高とか農業高にでも行ってたら話は別だったかもしれないけどな。

普通高から三流大の文学部なんて、此処ではなんの役にもたたねえのな。まぁ、元の世界でも役に立ったかは疑問だけどな。

 

 アレは今考えたら生存バイアスってやつだったんだな。上手くいってるヤツの話だけが後々まで残ったってわけさ。そりゃ、誰だって勇者だとか聖女だとかの方が色々あっておもしれーわな。俺だって読むならそっちを選ぶよ。

 

 ん? ああ、だからアンタ、俺みたいなやつ探し出して話を聞いて回ってるのか。変わったヤツだな。

 

 そうだな。最初は神様を恨んださ。なんで俺だけってね。でも、恨んでる暇なんてすぐに無くなったね。何せ、ここではとにかく働いて、畑作って耕して、食べるもん作らないとあっという間に死んじまうからな。その上、向こうの森の中とかその先の山には危険な生き物がいると来たもんだ。よく生き残ったよ俺も。

 

 此処はさ、元々は荒れ果てた平原だったんだと。それを爺さんの代にスラムにいた連中を無理やり移住させたのさ。開拓村とか言って連れてきたらしいぜ


 ああ、勇者ってのはこっちにも噂が流れてきてるな。魔王が出たとかなんか、この間来た行商人が言ってたな。なんか、王都の騎士団が二つくらい潰されたらしくて、慌てて召喚したって話だったか。大変だね召喚者は。

 

 憧れかぁ。そうだなぁ、前世の記憶?って奴が戻った時だったら憧れたかもな。そういうオハナシ好きだったからな。でも今は無いかな。今生きるので精一杯でそんなこと考えてる暇なんかないし、さっき言った森や山の動物にすら気抜いたら死んじまうくらい非力なんだぜ。魔王に立ち向かおうなんて気起きねーさ。

 

 それよりも、今はとにかく畑耕して食えるモン作ってうちのカーチャンとガキども食わせてやらねーとな。

 

 ん?いま神様が目の前にいたらどうしたいかって?

 

 そりゃー、一発ぶん殴るさ。それからお礼言うかな?

 

 家族をくれてありがとうって


初投稿、初作品です。

連載というよりシリーズ化(連作短編の方が近いかも)したいな、という感じです。


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