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模擬戦終了

「終わったー!」


 ムスは戦闘が終わったことが、嬉しいため、にこにこと笑っている。


(戦闘嫌い!)


「お疲れ様です」


 シューテルは苦笑しながら、ムスを見ていた。


「ムスー!お疲れー!」


 ラムの腕から抜け出してムスの頭の上にのる。

 頭の上でコーグは寛ぐように転がる。


(コーグはやっぱりいないと落ち着かない。コロコロ転がっている)


「本来は精霊も一緒に攻撃してくるとなれば、戦闘は嫌いといいながら、腕は良いということか」


 アーマラは頷いている。


「コーグ、お帰りー。やっぱりコーグがいないと不安」


「コーグは一緒にいるから、安心してムス」


「アーマラ、これでいい?ムスは近接できるなら、言ってくれればいいのに」


 ラムはコーグを追いかけて3人の側にきていた。


「いやいや、いつも両親にはなってないって言われるし、技能は使えても一瞬で投げ飛ばされておしまいだから。今回は何が使えるかだから、近接したけど、実戦は追い詰められないと出さないことにしてる」


 アーマラとシューテルがムスの答えを聞いて考え込む。


(2人共考え込んでいるが、本当に2人には怒られるから全く敵わない)


「いつもペディロからぽい。ユリ母さんからポーンって飛ばされてるー」


「アーマラ、シューテル。ムスの母親はアルマレベルだから置いといて。むしろ、上かな。速いから。魔法使えないで、拳闘士だけだから」


「ああ、、お嬢様レベルですか。わかりました」


「なら、飛ばされますな」


 2人共頷く。


「俺は遠距離でサポートが一番だから、ラムと一緒の位置で戦います」


「コーグもー!!ムスの頭の上が定位置!コーグ、ムスとラムを守るー。嫌いなやつはポイ!」


「アーマラ、ムスには精霊がついていて、名前はコーグ。とっても強くて賢いの。魔法が飛んでくるよ」


「ほう。精霊付きですか。頼もしい限りで」


 アーマラは頷く。


「コーグだよー!」


「コーグだーって言っているよ」


「コーグですか、、。コーグさんですかな?元気でよろしい」


「褒められたー!」


 コーグはにこにこと笑いながら飛び跳ねる。


「よかったなー、コーグ」


(うんうん、仲よくやっていけそうで問題なさそう)


「コーグ、喜んでる。アーマラ、ムスは私を担いで逃れるから安心してね」


「なんと!」


「本当ですか!?」


 アーマラとシューテルがムスに詰め寄る。


「え。は、はい。俺も魔力が多いから効かないみたいで」


「ムス、入隊するなら給料は高くだす。入る気はあるか?」


 シューテルがすぐにムスの肩に手をのせて誘う。


「ないです。俺は職人なので」


 ムスは即答。


(護衛はやる気ない)


「シューテル、ムスは職人だから、無理だよ」


「ーーーお嬢様の言うままに」


「惜しい人は大抵、別な仕事を持っている。仕方あるまい」


 アーマラとシューテルはラムの一声ですぐに引き下がった。


「アーマラ、明日はよろしくね。ムス、帰ろう」


「うん。アーマラさん、明日はよろしくお願いします!」


「ムスさん、コーグさん、明日はこちらこそよろしくお願いします」


 アーマラとムスは握手をかわし


「よろしくー!」


 コーグは飛び跳ねて挨拶をする。

 ラムはムスとコーグを連れて、訓練所を後にした。

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