探知魔法
「えーと、こうして」
ムスは《感覚の魔法》(サーチ)の陣を書き出す。《感覚の魔法》(サーチ)はまず小さな円の中に目標となる魔法や物を書く。物は今回は身体強化魔法なため、人の形に矢印で上のマークを重ね、上から婚約指輪を重ねる。更に集約なため、ぐるぐると真ん中に集まるように描き、全てを囲むように外側に円をもう一つ。
円を突き破るように、四方に線を出して、完成。
「発動するから、識別頼んだよ、ラム」
「わかった、いいよ」
ムスが魔法を完成させ、発動。ラムに魔法干渉を許可しているため、すんなりと魔法に干渉。追加で上級回復魔法、補助魔法は力と速度。
ラムはゆっくりと目を閉じて、集中する。すると、ラムの身体から淡い白い光が溢れる。大量の魔力を使うと起きる現象。
ラムはゆっくりと目を開けた。ラムの意識は魔法空間の中。上下左右ない、真っ白な空間の中に無数の赤い光が星のように散らばっている。
「うわぁ~。魔工品の指輪だと国内なら、たくさんいるよね。思ったよりいるなぁ」
ムスが悲しそうな声を出す。
(魔工品、増えたなぁ。昔は少なかったのに。技術者増えたなぁ)
赤い光が反応ありだからだ。ここから絞り込めば反応が減る。
「他に絞り込める?」
「防御系はやめた方がいいから、姿消しと軽量化かな、追加するなら」
「後乗せするよ」
ラムはムスの魔法に条件を上乗せする。
「追加する《感覚の魔法》(サーチ)に、軽やかに何処までも運べ《物質の魔法》(ライト)、隠せ大事なモノを。見つからない自然な色。《透明魔法》(クリア)」
ラムが魔法を唱えて追加すると、目に見えて赤い光が減った。
(やっぱりラムに頼んでよかった。軽々と追加していくし、効果も絶大)
ムスはラムの魔法に感心していた。
「ムス、まだ追加するならできるよ。私は同時に3つが普通だから」
「えええ、、。ラム、やっぱり強いね。なら、もう一つ。魔法強化がある」
「魔法強化か、、」
「やっぱり難しい?」
「どちらだろうと思って」
(そうか。やり方が2種類あるから迷っただけって、、ラム本当に魔法うまいなぁ)
「俺は二重掛けだと思った。同じ魔法陣にはなるけど、強化なら繰り返すじゃないとならないし、、。特定の重ねがけではむりでは、、」
「魔法は2重もできなくないけど、後から言葉を繰り返させるも難しくないよ」
「ああ、言葉はそうなるかぁ。魔技師の魔工品加工は話させるの難しいから、、。無機物に話させないといけなくなる。ラーさんならできるけど、音無しにする魔法なかったから、話させてないと思う。場所が見つかったら、姿消しが無駄になる」
「そうか。同時発動だから、、駄目だね、話させるのは」
(魔工品は発動したら、魔法は全て同時発動になる。取捨選択の発動はできない。だから、何個もつけると相性が大事になる)
「うーん、先に発動が身体強化に回復魔法、後からだからかかるのは、、、睡眠、目眩まし、かな?」
「わかった。念の為2つの魔法強化のやり方を範囲にいれるね」
「お願い」
ラムは魔法強化は唱えず、陣で描く。唱えて発動してしまうと、《感覚の魔法》(サーチ)が強化されてしまう。だから、発動させず魔法だけ追加した。
すると、赤い光がさらに減り、2桁台まで落ちた。
「やった!!10個だ!これで、見れば」
「識別は楽だね。任せて」
《感覚の魔法》(サーチ)で、赤い点に意識を向ける。
ムスも同様にすると、景色が変わる、、
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持ち主は馬車の中にいる1人。奥さんのようで40代ぐらい。ムスが違うと首をふったため、飛ばす。
次は庭にいる男性が持ち主。違うので飛ばす。
9回ほど繰り返した最後、バース領より南の暖かい南国に住む女性を発見。
それもアルマではなく、《感覚の魔法》(サーチ)の中心に戻る。
「いない、、」
(どうして、、まさか、、。無効の場所にいる?)
「魔法範囲外か弾かれてる場所にいるかかぁ、、。しかたないなぁ、、〈見破り〉使う。魔法じゃないから、弾かれないから見れるけど、時間かかるよ。指輪指輪」
「ムス、魔法をすり抜けさせる。で、赤い点がついたらみてくれる?やっちゃいけないけど、結界の穴から侵入する」
「えぇ、、。そんなことできるの?」
「封印の場所は中では魔法使えるからね。すり抜けさせれば大丈夫。長年の感で、現地でするっと通すよ」
「抜け道みたいな感じか、、わかった。海に近いところからするよ」
ムスは指さしてこの辺に意識を飛ばすとそこは、神殿の前。
石畳の階段が目の前にある。
「待ってね、、」
ラムはじっとみていた。
「右側から入れるよ。ムス、こっち」
「やった!!入ったら任せて!」
2人は神殿の右側へ移動する。




