表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/110

安心と安全

 

申し訳ありません。投稿ミスをしました。こちらが、正しいものです。



 ムスは台所でコップを2つ手に取り、冷蔵庫から牛乳を取り出す。

 そのまま、コップにいれた牛乳を魔法の陣を紙に書いて温める。

 1分後、人肌ほどに温まった。


「さて、と。こんなもんかな」


 ムスは手早くコップを2つ手に持って階段に駆け上がって、扉を起用に腕で回して開ける。


「入るよ」


 2つのホットミルクを持ってきたムスがラムとユリアにホットミルクを差し出す。

 ラムは受け取ってホットミルクに口をつける。


「ムス、飲まないの?」


 ユリアはホットミルクを受け取ると聞き返した。


「ーー気分悪いからいらない」


(攻撃は諦めたみたいかな。とりあえず、お守りを作って渡すまでは安心できない)


 ラムがホットミルクを普通に飲んでいるので、ムスは少しだけ安心しつつも周囲を警戒している。


「何か攻撃でも受けた?」


「違う。胸糞悪い虫がいたから潰しただけ」


 今にも舌打ちしそうなムスにユリアが会話をやめた。

 ユリアはムスが怒っているのに気づいたのだ。


「何かいるの?ーーー何も感じないけど。そういえば、目が覚める前に静電気みたいな大きな音がしたの。それが関係してたりするの?魔法使って追跡する?」


「魔法はいらない。父さんが使ってる。大きな音、、か。俺は聞いてないけど。いつから、おかしかった?」


(うーん、呪いを還した時に音は出るけど、そんなに大きくないから違うと思う。何だろう。変な攻撃はされてないよな?)


 ムスはじーっとラムをみるがおかしな攻撃を受けている気配はない。

 敵意ある気配も感じない。大丈夫そう。


「なら、気のせいなのかな。おかしいって?」


「えーと、悪夢いつからみてた?」


「うーん。10年ぐらい前だから8歳ぐらいからかな。2週間に一回程度みるけど、すぎれば大丈夫だから。前からだから、慣れてるよ」


 冷静にラムが返す。

 ムスはその返事を聞いて息をつまらせて、ため息を吐き出す。


(10年もあんなのに耐えてたのか、、。殺されれかけることは慣れるものじゃない。酷すぎる。誰だ、こんなことしたの)


「ーーー返した時に燃やせばよかった」


 不機嫌そうにつぶやかれた言葉は物騒だった。


「??燃やす?」


 ラムは首を傾げる。


「あ、気にしないで。落ち着いてきたなら、コップ、下に持ってくよ。置いててもいいし。母さんは?」


 左右に首をふって、明るい声をだし、笑顔でムスはラムとユリアに声をかける。


「私はもう少し飲んでもいいかな?美味しいし、飲み干したい。あったまる」


 ラムはちまちまとホットミルクを飲んでいる。


(思ったより落ち着いてて、ホットミルクも飲んでリラックスしているし、これなら寝られそうだ)


 ムスは心配そうにラムを見ていたが、思ったよりも元気で安心していた。


「私はもう、離れないからね!朝までいるの!ラムちゃん、すごく冷たいのよ!冷えきってるわ。温めるの」


 ラムの頭をユリアは撫でながらくっついている。

 ムスはそれをみて呆れつつも諦めた様子で頷く。


(あー。過保護母さんがべったりしているから、安心しているのもあるかぁ。迷惑そうな顔してないし、わりと嬉しそう?かな)


「あ、はい。えーー、ベッドを運ばないといけなかったり?」


「ええ!」


「うわぁーー。はいはい。えーと、うー、こうして、、、こうかな」


 ポケットから紙を取り出して、移動する家の家具の座標をかき、丸い円の中に収まるように移動の→マークを描く。そして、移動する家具の絵を描き、《空間魔法》(テレポート)の魔法の陣を完成させる。

 


ーーーーポンッーーーー



「わっ!ムス、いきなり発動させなくても。びっくりしたわ」


 ユリアの真下に突然ユリアのベッドが現れた。それは、本当に紙が光ると同時。

 ユリアの身体はベッドの上に乗っている形になり、魔法はしっかり成功している。


「母さんが移動してと頼んだのに。扉からベッドは通らないから魔法使わないといけないし。だと、こうなるよね」


「陣書くの速いね」


「日頃から使用してるから。慣れ。後は大丈夫?本当にどこも痛くないか?」


 心配そうに念の為にラムを注意深くみる。


「うん、大丈夫。起こしてごめんなさい」


「いや、それは謝る必要ないから。今のところ何ともないならいいよ。じゃあ、下にいるから何かあれば呼んで」


「ええ」


「え。寝ないの?」


 ラムは目を丸くしている。


「んー、今日はもう少し起きてる。少しだけ作業したら寝るよ。一時間ほど作業したら眠くなるだろうし。今は集中できそうだから、この機会逃すわけにはいかない」


(急いでお守りを作ろう。後はネックレスにペリドット入れてしまおう。あのネックレス、おそらく封印の力が弱まっている

。だから、被害が出ている可能性がある)


 ムスは心配させないように明るくいう。


「あら。夢中になって徹夜は駄目よ。ラムちゃんは寝ましょう」


「そうなの。おやすみなさい」


「はーい、母さん。おやすみ」


 ムスはラムはユリアに任せて部屋を出ていく。

 次に向かう場所は作業場。

 コーグとペディロが追跡に成功しているかの結果を聞くためと、残したネックレスを確認するために、足早に向かうのだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ