やること
ムスは白を貴重とした食器棚と長方形のアルミの箱の冷蔵庫がある台所にいた。
「ムスー、何か作るの?」
「うん。何も食べられないと困るから、栄養があるレモネードと甘いクッキーでも作ろうかと」
「クッキー!」
コーグはムスの肩で跳びはねながら、目を輝かせてムスをみる。
「あー、できたら味見していいよ」
「やったー!!」
肩の上で跳びはねる回数がふえ、喜びをあらわしている。
「肩叩きしてくれるのはいいが、材料が取れない」
ムスはコーグの跳びはねるにより、身体が震えている。
「はーい!コーグも手伝う!」
跳びはねるのをやめて、翼で飛ぶ。
「じゃあ、冷蔵庫からレモンと小麦粉、バター、卵とってくれ」
「はーい!」
コーグは素直に冷蔵庫をあけて材料を精霊魔法で浮かせて運ぶ。
ムスははちみつと計量機、砂糖、アルミ制のボール、果肉絞りをとる。
「コーグ、あっちのテーブルに置いて。ボールの中に小麦粉250gいれて。バターは150gあたりに別のボールに。砂糖は150gにバターと一緒のボールにいれて。甘くなかったらはちみつかけて砂糖まぶせばいいや」
「ムス、てきとー」
「大体だからな。大体。まあ、味付けさえ間違えなきゃ食べれるから。足すのは簡単。引くのは面倒。料理の基本」
ムスはレモンをタワシで皮を綺麗に洗ってから、半分にして果肉を絞る。
そして、小鍋に水を1.5リットル。砂糖を200gほどいれて弱火にかけて砂糖を溶かす。木べらで時折、かき混ぜながら残ったレモンの皮を果肉ごとみじん切りにする。
「はーい!わけるわける」
コーグは丁寧にわける。
クッキーの準備は整った。
「バターが少し解けると混ぜやすいけど」
「任せて〜。ぼーぼー」
コーグはバターを溶かすため、黒い火をだしてバターを溶かす。溶かし終えると黒い火を消滅させた。
そしたら、バターと砂糖を白っぽくなるまで泡だて器で混ぜる。
「コーグ、ありがとう。鍋の方、時々混ぜながら砂糖が溶けたら火を止めてくれる?」
「はーい!」
コーグは言われた通りに調理する。
ムスは白っぽくなったボールに刻んだレモンを全ていれて軽く混ぜる。
ボールに小麦粉を少しずついれて生地を混ぜながら作っていく。
「火ー、とめたよー」
「コーグ、ありがとう。粗熱が取れるまでそのままでいいから。これでクッキーの生地が完成。1時間寝かせてから、焼こう」
「わーい!」
ボールに蓋をして、冷蔵庫にいれる。
コーグは楽しみな様子で、生地の前でくるくると飛び回っている。
ムスは砂糖水になっている鍋にレモン汁と蜂蜜を加えて、味を見ながら蜂蜜を加えて甘さを整える。
「こんなもんかな」
(冷たくなると甘さを強く感じるから、甘さが足りないぐらいでちょうどいい)
酸味が口に残るぐらいでやめ、冷たい飲み物を保管しているガラスの水筒のような物にレモネードをいれる。
中に氷もいくつかいれる。
「完成?完成?」
「うーん、聖水いれるか」
ムスは余っている小瓶に入った聖水を中にいれてかき混ぜる。
「聖水?」
「傷の治りがはやくなるかなーって。味には関係ないから。怪我してるし。飲んでも無害だからね」
「ふーん。飲める?」
「冷やしてからの方が美味しいから、冷やしてからね」
「はーい!」
コーグが瓶を掴んで冷蔵庫にレモネードをいれる。
「楽しみ!」
「1時間経ったら焼くから、その間にレモネードの味見して、焼けたら、コーグと俺が味見して、少し食べよう。彼女の分は残して」
「わーい!!」
コーグとムスは1時間後にクッキーを切って焼き、レモネードも味見した。上手くできたので、彼女が目覚めた時に食べさせようという物が出来上がったのだった。




