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«文明開化»

作者:石ダ 燈
これは僕がふと思いついたSF×異世界転生のお話です。正直、SFのほうが7、8割占めてます。

是非、是非最後まで読んでいただけると幸いです。
俺は34でこの世を去った。

俺の故郷は宇宙のずーっとずーっと外れにある小さな小さな星、ワイへ星。周りの星たちに比べればとても小さかった。

そんなこんなでいまとても明るい色の世界にいるんだけれど、どれくらいたったかわからないがここにきて今まで、何も起こっていない。

俺は死後でも睡魔ってもんが来るんだと感心して眠そうになったころ、おどおどした者がやって来た。いきなり空間に現れたのだ。
俺は最初にその者の姿を見て後ずさりした。

目みたいなものが二つついてて、耳のような(耳にしては小さすぎる)ものが顔の真横にひとつずつついていた。これが噂にきく「宇宙人」なのかとまじまじ見た。するとその者はさらにおどおどし始めた。

その者というのもめんどくさいから奴と言おう。
奴は透明な板に5本の滑らかに動く指で棒を自由自在に扱い、ワイへ語でこう書いた。
「初めまして。私はレイジと申します。ここは転生パーキングエリアでございます。あなたは亡くなり、新たな世界を踏み出そうとしています。」

俺はカタコトな文字を見てパーキングエリアとはなんだと思ったが場所についてはどうでも良かった。そしてやはり俺は死んだんだと、首を縦に上下した。

しかし、奴はどうも落ち着かない。

するとその書かれたものはなにやら四角い物体で消され、また更にこう書いた。
「ですが、私共の手違いであなたは『地球』という星に転生することになってしまいました。大変申し訳ございません。」

俺は「転生?」そう言った。

すると奴は、
「転生とは、死んだ者の身が、新たに違う地で蘇ることです。」
と書き、続けた。
「通常は、ワイへ星だったらワイへ星の雰囲気に近い環境に、お隣のタルガ星だったらタルガ星に近い環境へ転生するのです。」

「ですが、申し訳ございません。あなたはあの最も・・・」
そう書いていると同時に俺は妙な光を浴び、意識が飛んだ。

俺は目を覚ました。目に入り込んだのは大きな大きな石のような塊。それに挟まれるようにして俺は倒れていた。俺は後ずさりした。すると、背後から、「ガルルル」と言う奇妙な音が聞こえ、振り返るとそこに居たのは大きな口に白い尖った葉が並んでいる「獣」だった。「威嚇」という行動だっただろうか。歯と唇をしきりに動かし今にも飛びかかって来そうだった。俺は瞬時に横にあった石でできた丸い筒状の物に入った。

しばらく歩いていると鉄のような網目が見えた。
そこを覗くと、楽々俺の50倍以上はありそうな奴達が椅子に座って前のめりになってなにか作業をしているではないか。「奴」と言ったのは転生パーなんちゃらにいた者と姿が似ていたからだ。

確か「チキュウ」と言ったか。
毎日こんなことをしているのかと少しビクビクした。

そして俺はまた元きた道を戻り、あの獣がいないか確認し、細い道を抜けた。

そこに広がっていたのはあの石のような塊ばかりが立ち並んでいた「銀の世界」だった。
驚いたのは、上にはわずかに綺麗な青の空が見えていたことだった。

そして俺は少しちびりそうになった。
鉄の塊が石の道を一斉に走っているではないか。
俺はとても怖くなった。

だが、おれは怯まず、止まっていた鉄の塊の下に潜り込んだ。とても興味深かったのだ。俺は目を光らせ様々な筒状の者をベタベタ触りまくった。

すると、急に鉄の塊が動き出し俺は振り落とされそうになったがなんとか耐えた。

どこに行くのか、俺は不安だったが「どこに行っても安全な所はないだろう」と、そう思い諦めて止まるのを待った。

お腹がすいた頃だった。ちょうどその時鉄の塊がとまり、俺も手を離し、コソコソと鉄の塊から降りる奴をつけた。奴は小さな建物に入っていった。俺もついて行く。すると奴はなにやらおかしな服を着た奴らに何かを頼んでイスに座った。しばらく待つとさっきの奴が白く、丸い形、それでいて薄いものに何かが乗っている。それを奴は美味しそうに大きな口に入れた。俺も奴がこぼしたカスを少し食べてみたが不味くはないが、なにかパサパサしていて拍子抜けした。
そして奴は急に立ち上がり紙切れを数枚置いて店をでた。

次にそいつはさっきみた石の塊たちよりもさらに大きな建物の中に入っていった。なにやら遠くの方にこれまためちゃくちゃでかい鉄の塊が。この星の奴はみんな鉄の塊が好きなんだなと思った。

そんなことを考えていると俺はさっきの奴を見失った。しかし、この俺の遠くまで見渡せる視力は、狙った者を決して逃さない。俺は周りを隈無く探した。
すると、今まさに鉄の大きな塊に吸い込まれていくではないか。俺も目の前に立ちふさがる金網の隙間をスルリとぬけて、鉄の大きな塊の中に入って行った。

中身は大勢の奴で埋め尽くされていた。
その中で俺はさっきの奴を見つけた。この良い目でな。俺はほとんど奴を正面から見てなく、今気づいたのだが周りとは違った雰囲気を醸し出していて、肌の色はなんか黒かった。手のひらは白いのに。

そしてなにか、声のようなものが鉄の塊の中で流れ、そのあとすぐに、「ゴゴゴゴ」という音と同時に俺は浮いた。

奴らに見られるのは非常にまずかった。見られたのは俺より20倍くらい?それぐらいの奴だった。そいつには幸い、「あうぅー」としか言われず俺は浮いた体を何とか金属の棒に掴まって床に降りた。

そして、俺は寝たり奴らの顔を見たりして少し楽しんだ。
すると、また声が流れてきてまたすぐにこんどは床に叩きつけられた。床は柔らかく、あまり痛くなかった。

そうしてついたのはなんだかこの鉄の塊に乗る前の所よりもずっと暑く、ずーっと茶色い所だった。そして俺は奴について行った。奴はまた降りてすぐ鉄の塊に乗ったのだ。なんだかちょっと古びた感じの塊だった。

すると奴はいきなり奇妙なことをした。
最初から乗っていた、丸いものを動かしている奴に急に襲いかかり、太い首に縄をかけて締め上げ始めたのだ。丸いものを動かしている奴はびっくりしていたようだった。俺は何をしているのかさっぱりわからなかった。

そうして、丸いものを動かす奴のグッタリとする様子を見て、奴は口を大きく開いて、笑い出した。
なにがおかしいのかと思った。
すると奴は黒の四角い箱から数枚の紙切れを取り出し、機嫌良さそうに再び笑った。

奴はそのグッタリした奴を誰もこないような道端に放り投げ、今度は奴が丸いものを操作し始めた。

着いた所はなんとまたまた金属製の塊がある場所だった。
しかし今度のはなにか様子が違い、ただならぬ風貌をしていた。

奴は衣服の中から俺よりも少し大きめの薄いものを取り出し何か言った。
確か俺が転生した場所の近くの奴らもほとんどその物体を手に持っていた。

そうして奴は鉄の塊から降りると空を見上げていた。
次の瞬間、なにやら声が聞こえた。めちゃくちゃ大きい声で、それとともに、「シュゴゴゴゴォォォー」という火を噴くような音も聞こえてきた。振り返ると地と垂直になにか大きなものが立っていた。

なにかのカウントだったのか、声がなくなるとそれは火を噴いて空に高く高く舞い上がって行った。その姿を見て奴は、手を水平にしておでこに当てていた。

俺はこれをなんなんだろうと思った。

そうして俺はその大きな建物から離れとにかく歩いた。

何かに導かれるように・・・

頭を上げるとそこには小さな古びた建物があった。小さなと言っても俺にとっては十二分すぎる大きさだが。
この建物は金属などではないとすぐ分かるほどの奇妙な光を放っていた。

建物の亀裂からなかに入ると、そこは茶や、あか、黒、緑など、様々な色のせんがあり、あるものに伸びていた。

そのあるものはまるで生前の時に読んだ絵本に出てくる一人乗りの宇宙船のようだった。
俺は奴らがいないことを確認して、この宇宙船のようなもので、ワイへ星に行けるか試行錯誤を繰り返した。

どれくらいたったろうか。

俺はやっとの思いでその機械を何から何まで翻訳することができ、この「チキュウ」という奇妙な星から、我が星へ帰ることができたのだった。

俺の地球での経験と、数十枚の複雑な文字が書かれている紙切れを持って。

どう感じたでしょうか。
もしもあなたの身近にこのような出来事があったら。
少し楽しくなりませんか?
僕は書いてて非常に楽しかったです。

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