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藤木哲也 その5

登場人物紹介

カイル・ベルセック:デルリカの弟で勇者。勇者だけど、正義を捨ててでも姉の意見に従う。

デル魔女:一部に強烈なファンを持つダンジョン四天王の一人。白い魔女とも呼ばれる。

悪炎姫:正体は大天使の大炎姫。カイルが幼かったころ、ベルセック家の教師をしていたこともある。

甘ロリマリー:時々自分正体を普通に言ってしまう。仮面をしていないのでマリーだとすぐにばれる。

魔栗鼠:十代の少女の外見に悪魔のような羽と角を持つ。ガンバって人間を殺しまくる真面目な努力家。

―藤木哲也 その5―


いまナガミーチさんと勝負中っす。

その名も、興奮ゲーム。


「巨乳のマリーちゃん。」

「前かがみ女性の乳首が見えた。」


自分とナガミーチさんが、それぞれ言葉を発する。

すると、ナガミーチさんの連れているメイドの篠さんがバっと右手を上げる。

「魔王様は興奮85%。お父様は興奮5%。お父様の勝ち!」


自分はガンガン床を叩いて悔しがったっす。

「くそー、なんでっすか。どこが敗因だったんだー。」


するとナガミーチさんは余裕の表情で自分を見下ろした。

「巨乳マリーちゃんで興奮するわけがないんですよ。なぜなら僕は見慣れているからです。いつからマリーちゃんが微乳(お淑やかな胸)だと思っていた。」

「なん・・・だと・・・」


そして一呼吸おいてニヤリとする。

「大人状態のマリーちゃんは…Eカップや。」

「(くわっ)約束された未来か!」


その様子を魔栗鼠が頬杖をしながら呆れた顔で眺めている。

「魔王様、何をしているんですか?それってゲーム?」


自分は大人微笑みを浮かべながら立ち上がる。

「そうっす。これは大人の戦いっす。5秒以内の言葉でより相手を興奮させた方が勝ちっす。知的ゲームっす。」

「恥的ゲームの間違いですよね。」

「むっかー!じゃあ魔栗鼠も参加するっす。そうすればこのゲームの奥深さがわかるっす。」


ナガミーチさんが立って、魔栗鼠に席を譲る。

ふっふふ、公式セクハラ開始だ。



すると、篠さんがすっと手をおろす。

「では先行・挑戦者の魔栗鼠。後攻・魔王様。レディー・ゴー」


魔栗鼠は面倒くさそうに口を開いた。

「デルリカさんのパンちら。」

「痩せマッチョのパンツ脱ぎ掛けのお尻。」


魔栗鼠がちょっと「うぐっ」って顔をした。

勝ったな。

デルリカさんのパンちら?

想像の中ですら、見たら殺される恐怖で目をそらしたっす。


篠さんは左手を上げる。

「魔王様、興奮マイナス15%。魔栗鼠、興奮65%。魔王様の勝ち!」


魔栗鼠が明らかに不満顔になった。

「なんでマイナスなんですか!納得いきません。」

自分は、鼻で笑ったす。

「あたりまえっす。ナガミーチさんの奥さんにみだらな興奮をするなど、理性が許さなかったっす。」

適当に言い訳しておいた。


魔栗鼠はあきらかに歯噛みしている。

「もう一勝負お願いします!。今度は私が後攻で!」

「良いでしょう、かかってこいっす。」


篠さんがまた手を下す。

「先攻・魔王様、後攻・魔栗鼠。はじめ!」


いっきにケリをつける。

「西の勇者を押し倒す筋肉戦士」

「ぐはっ…。お、おっぱい出した美女。」


ふ、動揺して何も考えられなかったか。

後攻の方が有利だと思うのは未熟者。

動揺すれば、むしろ後攻が不利。


篠さんは左手を上げた。

「魔王様、興奮3%。魔栗鼠、興奮98%。魔王様の勝ち!」


魔栗鼠さん…興奮98%って凄すぎ!

どんだけBL属性っすか。

でもこれで魔栗鼠の弱点は見えた。もう負けないっす。


魔栗鼠は篠さんに抗議の目を向ける。

「98%?いやいやいや、それはないですよ。たった5秒の言葉でそれはないですよ。」

でも魔栗鼠の顔はすでに真っ赤だ。


自分は余裕たっぷりに魔栗鼠の肩をたたく。

「まだまだっすね。ナガミーチさんとの激闘を繰り広げた自分には、魔栗鼠なぞ雑魚でしかなくなっていたようっす。」

「くそおおおお、覚えてなさい!魔王様なんて攻めてきた勇者に後ろから刺されちゃえ!」


魔栗鼠は真っ赤な顔で走り去っていった。

けど、勇者に刺されちゃえってヒドクないっすか?

どこを刺されろっていうんっすか?

後ろからって、恐ろしいこと言わないでほしいっすよBL娘め。


走り去る魔栗鼠を眺めていると、篠さんがスーとナガミーチさんの懐に吸い込まれるように笛になる。

いつ見ても、あの消える姿はカッコいい。


するとナガミーチさんが、ダンジョンの管理システム「ハーレムダンジョン」を起動させた。


「そういえば勇者で思い出しました。思ったとおり西の勇者が急に強くなった理由がダンジョンにあるって噂が流れて、ダンジョン探索者が一気に増えましたよ。」


そう、ナガミーチさんがパワーレベリングした勇者が、すごい強くなったのでダンジョンの宣伝になっているようっす。

あれからたった一週間なのに、勇者の噂話をしながらダンジョンに来る探索者が、日に1000人を超えた。

しかも運がいいと、デルリカさんと遭遇できるという噂で、バカな男もけっこう来ているようだ。


おかげで儲かってる。

さらにダンジョンで人がやられるたびにダンジョンポイントもたまるので、少しずつダンジョンの拡張もしている。


なるほど、こういう宣伝効果を期待しての勇者レベリングっすか。

さすが賢者、おぬしも悪よのう。


モニターを眺めていたらデル魔女にミンチにされた探索者達が出口で蘇生していた。

『くそ、デルリカ嬢を一目見たいのに中々出会わないな。デル魔女様とばっかりお会いするよ。』

『ほんとだぜ、あの白い魔女様とばっかりお会いしまくりしやがる。あれ絶対本来はラスボスだろ。』


ああ、伝えてあげたい。

デルリカさんと何度も出会ってるっすよ。

触れ合ってるっすよ。

羨ましい、ヒューヒュー。


そう思っていたら、探索者達は会話を続けていた。

『でも白い魔女に出会った瞬間、少しラッキーって思っちまってるんだ。俺って変態かな。』

『いや、実は俺も少しうれしく思うんだよな。次は殺される前に、少し話しかけてみようかな。』


こいつらドMっすか。

ドン引き…したいけど、少し気持ちはわかるっす。

でも話しかけるのは無理だと思う。だってデルリカさんって目に入った相手を殺すまで、2秒とかけていないから。


彼らはすぐに金貨一枚払って救済印を付けると、またダンジョンに入っていった。

せっかくなんで、彼らを手伝ってあげよう。


デル魔女を指定してチャットを打つ。

『デル魔女さん、デル魔女さん。1-1でご指名入りました。お客様2名入りまっす。』

『ふふふ、では鮮血のシャンパンと、内臓のフルコースをおねだりしちゃいましょう。』


シュンと瞬間移動すると、デルリカさんはさっきのドM探索者の前に現れ、一瞬でミンチに変えてしまった。

すげえっす、うちのNO.1女王様。回転率良すぎ。


『ありがとうございます。ではご自由に散策をお続けくださいっす』


お礼を打って、画面から目を上げた。

ふー

変態は自分だけではないというのは安心するっす。

彼らにはこれからも頑張ってほしいっす。


その様子を後ろから見ていたナガミーチさんが、笑顔で画面を眺めていた。

「フジキーさんは、いい具合に殺人への感覚がマヒしてしますね。この『ハーレムダンジョン』は、ダンジョンで人を殺すことへの忌諱感を緩和する魔法も発動するようにしていたんですが、うまくいっているようで良かったです。」


ぎょっとして玉座の後ろに立つナガミーチさんを見てしまった。

言われてみれば罪悪感は全くない。

そうか、そういう仕掛けだったのか。


なんか納得がいった。

タダの高校生の自分が、軍隊の人たちが死ぬのを普通に見られていたのは、そういう理由だったんすね。


納得したところで、またモニターを見てゲームの状況を確認。

受付は、ダンジョンが伸びるたびに少しずつ真理由華王城に近づいている。

警戒されないのだろうか?


そう思いながら受付を見ていると、受付で救済印を買ったのに、ダンジョンに入らないで帰っていく人がいることに気づいた。

すぐに受付に連絡をする。

「もしもし、受付子。いま救済印を買って帰った人がいたようっすが、ダンジョンの外では効果がないって伝えたっすか?」

『あ、魔王様。はい、これはダンジョンで死んだときの脱出用で、ダンジョンの外では意味がないですよって伝えています。なのに救済印だけ買っていく人が最近多いんですよ、何ででしょうね?』


最近多いのか。

まあ、収入になるから良いっすが。


見てると確かに数十分に一回くらいは救済を買うだけで帰っていく人がいる。

本当に謎。


そうやって受付の表示をボーと見ていたら、なんか二枚目っぽい人が来た。

ステータスを見た



カイル:絶対勇者 Lv826



なんか凄いの来た!

レベル826ってなんすか!

勇者でレベル826ってことはメチャクチャにヤバイっすよ。


勇者は救済印を購入。

『すてき、このあとお食事でもどうですか?』


受付子が逆ナンパかけていた。

あのメガネチビ、後で逆さづりの刑っす。


受付子の逆ナンをスマートにかわすと、絶対勇者はダンジョンに入ってくる。

どうしよう、周りを見たら玉座の後ろからモニターを見ていたナガミーチさんと目が合った。

「ナガミーチさん、ヤバイっす。なんかすごい勇者が来たっす。どうにかしてください、ナガミーチさん。」


ナガミーチさんはフっと軽く笑う。

「ここで僕に丸投げですか?まあいいですけど。ちょうどマリーちゃんが遊びたがっていたからぶつけますか。」


その声が聞こえていたかのように、ピンク色のロリータ服を着たマリーちゃんが、転送で現れた。

「がんばっちゃいまーす。甘ロリマリーでーす。」


さらにマリーちゃんの後ろに5メートルほどの、ピンクロリータ服のロボットも出てきた。

「トゥ!」


マリーちゃんはアクションヒーローみたいな叫び声をあげて、ピンクロリータのロボットに乗り込むと、転送で消えてしまった。


急いで「ハーレムダンジョン」の画面で確認すると、マリーちゃんのロボットは、勇者の前に現れる。

大丈夫だろうか?


マリーちゃんはコックピットのハッチを開けて、楽しそうに勇者を指さした。

『さあ勇者。ダンジョンの守護者・甘ロリマリーが相手です。やっつけちゃいますよー。』


あきらかに勇者は動揺していた。

『マリーさん?何してるんですか?』


知り合いかよ!


マリーちゃんは、動揺しながら目を泳がす。

『人違いでーす。カイルの知り合いではありませんよー』

『いや、僕の名前を知ってる時点でバレてますよ?』


するとマリーちゃんがロボットに乗り込む。

『うるさーい。勝負なのです。カイルがマリーに勝ったらナガミーチに呪いをかけますからねー。』

『自分でマリーって名乗っちゃだめですよ。それになんでナガミーチお兄様が犠牲になるんですか。』


うしろでナガミーチさんが「マリーちゃん不条理すぎ。でもカイル君はいい子やねー。」とか言ってるけど無視っす。


急いで魔栗鼠にも連絡。

『魔栗鼠、いそいで1-3に移動っす。勇者とマリーちゃんが戦ってるから、援護っす。』

『わかりました魔王様。』


瞬間移動で、勇者の部屋に魔栗鼠も現れる。

そのタイミングで甘ロリマリーのロボットが動く。


いきなりマシンガンを撃ちまくった。

勇者は魔法のシールドで難なく防ぐ。

そこに魔栗鼠が接近戦で襲い掛かった。


三又の槍で襲い掛かったが、勇者は避けて魔栗鼠の後頭部を「トン」と手刀で打つ。

『グハッ』


バタリ


魔栗鼠は何もできずに気絶した。

そこにまたマリーちゃんが機関銃をぶちかます。



バババババババババババババ


あまりに容赦なく弾幕を張るので、慌てて勇者は魔法シールドで魔栗鼠も守った。

さすが勇者はお優しい。


『マリーさん、お仲間にも当たりそうですよ。一旦この人をどかしますから撃つのをやめてください。』


でもマリーちゃんは撃つのをやめない。


バババババババババババババ

『あははは、魔栗鼠も一緒に殺しちゃいまーす。』


うわ、ようじょつよい。

っていうか、容赦ない。


さすがに勇者も魔栗鼠が哀れになったのか、シールドを張ったまま出口まで引きずって行って、魔栗鼠を隣の部屋に放り投げた。

イケメンめ、カッコいいことしやがって。


魔栗鼠がいなくなると、勇者はマリーちゃんのロボットに足をかけて転ばし、次の部屋に行ってしまう。

マリーちゃん、役に立たないな。

いやレベル800オーバーの勇者にたいして頑張った方かな。


勇者が次の部屋に行くと、その部屋には大量の受付子がいた。

受付子は分身が得意。

だからこの部屋で分身して待っていたようだ。

64人もいる。


『勇者様、すきー』

『胸筋肉さわらせてー』

『私のお尻にタッチミー』

『お食事でもご一緒ににどうですか』

『デートしましょー。』


大量の受付子達は、目をハート型にしながら一斉に勇者にとびかかる。

『爆裂!』


ズゴーンという振動がここまで届いた。


勇者の爆裂魔法一撃で、受付子軍団は粉々だ。

勇者、容赦ないっすね。

でも今の受付子には自分もイラッとしたので、自分的にはOKっす。よくやった勇者。


そのあともズンズン進んでくる勇者。

魔物をたくさん配置したけど、まったく抵抗もできすにみんな倒された。

レベル800オーバーは怖すぎ。


ヤバイ、ここまできちゃったらどうしよう。

土下座したら許してもらえるだろうか。


こうなったらうちの裏魔王をぶつけるしかない。

あわててデルリカさんにチャットを打つ。

『すごいのが来ました。1-67に転移をお願いっす。めちゃくちゃ強いっす。』

『あら、強敵ですのね。楽しみですわ。』

楽しそうにデルリカさんは1-67に転移した。


すると勇者が目を見開いて驚く。

デルリカさんは一歩下がりながら急に気まずそうに横を向いた。


勇者はつかつかとデルリカさんに歩み寄る。

『お姉さま?ここで何をしているんですか?最近は朝から夜までお出かけでしたが、こんなところで暴れていたのですね。』


お姉さま?弟なの?


するとデルリカさんは手をパタパタ動かしてあわて出す。

『ちがいましてよ。これはお兄ちゃんの陰謀ですの。ワタクシはお兄ちゃんに協力しているだけですわ。そう、無理やりやらせれてますのよ。』


嘘ばっかり…。でも言い訳をするデルリカさん、レアだ。


勇者は剣をしまい呆れた顔をする。

『言ってくだされば、お姉さまやお兄様のやることに邪魔だてなんてしませんよ。むしろ手伝いはいりませんか?真理由華国に請われて勇者としてきましたが、お姉さまやお兄様がかかわっていると知っていれば、このような依頼は受けなかったのに。』


するとデルリカさんはガックリ力が抜ける。

『黙っていてすいませんでした。これからワタクシ達が行うのはマリユカ様のご意思とはいえ国滅ぼしですの。あなたには関わらないでいてほしかったのです。ですが黙っていたことにより、依頼の失敗という不名誉を与えてしまうことになり申し訳ありません。』


『不名誉なんてどうでもいいですよ。では後でキチンと説明してくださいね。僕はもうすこしレベリングだけして帰ります。』

『そうですか。では気を付けてくださいね。カイルの敵になるような魔物は居ないと思いますが。』

『わかりました、ではお姉さまも無理をなさりませんように。』


一礼して勇者は、適当にダンジョンの散策を始めた。

ふう、魔王は討伐されないで済みそうっす。

ビビったす。


すると今度は、勇者の前に悪炎姫さんが転移する。


『懐かしい気配がしたと思ったら、やはり貴方でしたか。久しぶりですねカイル。ずいぶん立派になったようですが腕は上がりましたか?』

『ええええ!ダイエーン先生、お久しぶりです!先生もここにいたのですか。これではこのダンジョンに攻めてくる人たちが可哀想ですね。』

『ふふふ、私もそう思います。それよりカイル、ここは死んでも大丈夫な場所です。久しぶりついでに稽古をつけましょう。本気の稽古はなかなか出来ませんから貴重ですよ。』

『そうですね…では折角ですので、よろしくおねがいします。』


それから15分ほど悪炎姫さんと勇者は戦い続けた。

最後は勇者が切り捨てられ『ありがとうございました』と言って消える。

くそ勇者め、消える瞬間まで二枚目な対応しおって、嫉妬してしまうっす。


っていうか悪炎姫さんすげー。レベル800超えの勇者も倒すのか。

ぶっちゃけ、勇者と悪炎姫さんの戦いって、凄すぎて自分にはわからんかった。

桁が違う。あれ軍隊でも歯が立たないぞ、絶対。


受付に復活した勇者を見ると、レベルが826から828に上がっていた。

悪炎姫さんとの15分の戦いは相当良い経験値だったんだな。

次から尊敬した目で悪炎姫さんを見てしまいそう。


で、勇者の後ろに沢山人がいるのが見えた。


なんだ?


画面を動かし、ダンジョンの入り口の外を見たら。

すごい数の軍隊が待ち構えていた。

ゲームの機能で数をチェックする。


その数5千。


指揮官はへらへらしながら勇者に近寄る。

『しょせん勇者といえどもこの程度のようだな。まあ期待はしていなかったが』

すると入り口に手を振り下ろしながら叫んだ。


『全軍突入用意。』


軍隊が容赦なくダンジョンに突入するために隊列を整える。

やっぱり軍隊が来たっすね。でも、これはしょうがないだろう。


なんせダンジョンの入り口である受付が、徐々に王城に近づいてきているのだもの。

軍を送り込むくらい当然。


しかしそれも予定通りだ。


受付子に手当てを受けながら、カイル君が呆れたように敵司令官に教える。

『ここの敵は桁違いですよ。人間の軍隊程度、アリの行列をつぶすのと大差ないくらいにしかか感じない化け物たちが待ち構えています。それでも行くんですか?』


だがそこには司令官は答えずに、わざと後方に大声で叫ぶ。

『勇者様といってもガキだな。ダンジョンが怖いと泣き言を言っておられるぞ。ちょっと大人の余裕を見せてやろうぞ。』


指揮官の後ろから笑い声が響く。

なんか嫌な連中。

笑ったことを後悔するっすよ。だってうちのダンジョン、まじ怖いから。

なんたって、魔王の俺ですら怖いんすから。

お読みくださりありがとうございます。

カイル「僕はデスイルカと名乗るのはどうでしょう。」

ナガミーチ「(ぽんと肩をたたく)無理しなくていいんですよ、デルリカさんだけでも戦力過多なくらいですし。」

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