9.おまえの文章は回りくどいと言われたよ、というお話
自覚は有ります。
私の文章、すんなり入ってこないと思います。
一応弁明をさせていただきますと、私の本業ははお堅いと言いますか……皆こぞって回りくどい言い回しを使います。
文章に含みをもたせて、解釈をさせるのが大好きで。
敢えてふわりと書き、抜け道を作ることで、運用の幅を担保している、という感じです。
とはいえ、私はもっぱら読み手でして。
薄っぺらい、小難しい言い回しのマニュアルから『この制度の趣旨は』『原則と書いてあるのだから絶対ではない』云々言いながら、日々仕事をしている感じです。
そんな環境に数年間どっぷり浸かっているので、回りくどい文章を書いてしまうのは仕方がない!
はい、開き直りです。
最近は極力気をつけてますけどね。
あとは、元々の好みの問題も有ると思います。
誤解釈しようのない直接的な文章より、数回読んで己の中の解釈を戦わせるような文章が好きと言いましょうか。そっちのほうが頭に残るし、色々と想像できて、何度も読みたくなる気がします。
とはいえ、こういう文章作成の癖みたいなものって、書いている本人には中々見えてこないものなんですよね。
実は、先日家人に作品を(無理やり)読ませた時に、タイトルどおりの言葉を言われたもので。
そういう感想を抱くのかと、少しばかし驚きましてですね。
忌憚のない意見を貰うというのは大事だなぁと思いました。
まあ、全否定されたらさすがに凹むでしょうけどね。愛有る指摘ならバッチコイ的な。
感想等で技術的な指摘をいただくことはあまりないので、自分でも客観的な視点を忘れないようにしつつ、身内にダメ出しをしてもらうのも有りだなぁと思いました。