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Underworld  作者: まなか
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最後の成長

俺は、戦いになど参加したくなかった

いや、みんなそう思っている

親父だって本当は能力者になんかならずに普通の人生を過ごしたかったはずだ

俺は元々、能力者に向いてないんだ……

最初から戦う気などなかった

ただ、自分の目の前で自分の父親が何者かに殺されたのを見てしまったら 許せなかったんだ

辺りはみるみる亜空間から違う空間に変わっていった

「本当は…俺は戦いたくない…」

「私たちもそうだよ 滝 でも、ルインを倒さなきゃ、終わらないんだよ」

「この戦いが終わったら、俺は生きる術がない…」

司令官は嘆く俺に、肩を強く叩く

「たとえこの戦いが終わってお前が敵に狙われようとも、私たちはずっと守っていく」

「司令官…」

「そうだ、私達も決して見過ごしたりしないよ滝くん 普段は遠い場所にいるけど、時空は違えど、忘れはしない 私達を守ってくれたから!!」

ロダ様はパチンと指を鳴らすと、なにやら大勢の戦闘員が現れた!

「こ、この人達は!?」

「ここまでくればもう私達の陣地だ ルイン、亜空間で私達の国を滅ぼそうとしたみたいだが残念だな 私達の国に近い場所へテレポートしたな?」

ルインは亜空間のワープを止めた

「な、なに!?」

「私達には大勢の戦闘員が居ることを忘れてもらっちゃ困る、ルインの部下を倒したのも、私達の派遣した部下だ」

「私達の部下を連れ戻した 滝くん、これで思う存分戦いたまえ!!」

ロダ様に言われて俺はハッとする

「てことは、キャドスさんやタルナさんは!?」

「トモキ・キャドスとジュン・タルナは今体の回復に勤めている もう少しの辛抱だ」

「くっ…ッて事は、純達も…!」

「滝、私達の部下は言っては悪いがお前の仲間よりはるかに強い戦闘能力を持った者ばかりだ コンディション次第では…お前の手が出せない程強い者もいる」

大勢いる中の1人、明らかに強そうな風貌の司令官の部下が俺に向かって歩いてきた

リメンバーズ1の高身長の純より、はるかにでかかった

「はじめまして、あなたが蒼山滝さんですね いつもシルヴァや、ロダ様から話は伺っています」

「あ、あなたは…」

「俺はこの派遣で選ばれた戦闘員の代表の1人、"ダガンド"です 私達は完全にロダ様を護衛するだけの戦闘員です こんな戦いを、何度も繰り返してきた… 」

ダガンドさんは遠くを見つめながら話していた

「今回はルインが俺たちの国にアジトでワープして接近したのが運のツキだった 俺たちはこの距離ならテレポートで移動可能なんだ」

ダガンドをよく見てみると、俺の雰囲気によく似ていた

「あなたは…俺の生まれ変わり、とかじゃないですよね?よく似てますから、外観が」

「ん?まあ、トヴァースさんの影武者も担当してましたからね そうか、あなたがトヴァースさんの… よく似ていらっしゃる」

ダガンドはケラケラ笑っている

「これから、戦うんですか 加勢しますよ 」

「今シルヴァとロダ様がルインとの一騎打ちをしていらっしゃる そして、俺の部下も戦ってる あなたは、戦わないで… 貴明の力を持っているんだろう?」

「ダガンドさんも、わかっていたんですね…」

すると、ダガンドさんと話していたのもつかの間、他の戦闘員が気づいたが、俺は分からずルインは俺に高速移動で俺に近づき、剣で攻撃してきた!

「ぐっ……!!」

間一髪、棍棒で交わした

「これだけ人数いようが私には関係ない話だ、滝、貴様がさっさと爆発すれば、この国は終わる……!!早く爆発しろ!!」

「いやだ!!爆発すれば、俺の仲間や親父が必死に守ってきたロダ様が死んでしまう!!そんなの…」

俺は急に先程のオーラと比べ物にならないぐらいの光の強さを身体中から発した

「こ、これは爆発か!?」

「ふ、ふはは……この国は終わる、終わるぞ…私の、勝ち、だ……」

段々光の強さが増し、俺は本当に爆発するのではないかと動揺した

しかし、司令官やロダ様は安心した表情だった

「滝、その力は爆発ではない、お前の、心の成長だ 爆発ならお前も既に死んでいる」

「心の成長……」

「元々、滝くんは力が貴明と同じぐらい強かったからな 皆よりはオーラが大きい 滝くん、そのままで、天華乱舞を放ってくれ この戦いは、君の勝ちだ」

オーラを放ったまま、いつも通りに棍棒を天高く翳す

「滝さん、俺も、技を放ちます、一緒にいきますよ!!」

ダガンドさんもやはり同じ細く、長い棍棒を持っていた

2人で一緒に言い放つ

「"地よ、砕け…天よ、我々に、再び力を!!"」

「ぐあああ、光で体が、と、とける……!!」

技を言い放つ前に、俺のオーラでルインが溶けそうだった この隙に、技を放つ

「"天華乱舞"――!!!」

今までで、過去最大の竜巻が、ルインを、アジトを襲った

そして、俺たちの戦いは終わろうとしていた

「空が…元通りになっていく…」

「滝、最後まで、よくやった!!」

司令官と抱きしめ合いながら、俺たちは無事、ロダ様のいた場所へ戻っていく……


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