ショタには夢がいっぱい
主人公視点
「こほん。ぇーっと、少し自己紹介しよう」
あのあとトイレ(精神と時の部屋)で修行してきて現在に至る。修行の成果か?あぁ賢者モードってやつだ。ショタは膝の上から、俺の隣へと移動している。
「俺は、アランハルト。13歳の時だったかな、王国から流れて来たらエルフだからって理由だけで奴隷落ち」
(ん?まったく、知らん記憶がすらすらと出て来たぞ。まぁいいか)
「僕は、クーシュ・アルダ。11歳。風の大陸から来たんだけど両親とはぐれてしまって、空腹で盗みを働いたところを――」
クーシュはうつむくと、それ以上言葉を発さない。
「捕まったんだね(うん。犯罪だね)」
(風の大陸の人か、魔法職適正で間違いないだろうな)
「ちょっとステータスを見せて」
うつむいたショタを慰めようと頭を撫でると、また紅くなってもじもじしてやがる。
「え。でも私、成人の儀を済ませる前に奴隷落ちして、生前奴隷だよ」
「生前奴隷?(私?おいショタどうした)」
「12歳の成人儀で職業を得る前に未来が決まってしまうことを風の大陸ではそう呼ぶの」
ゲームだった頃には、無い仕組みだな。合法ロリってご都合主義があって、どのキャラも一応成人って扱いだしな。
「ということは、職業は奴隷?」
「はい。ほら。ステータスオープン」
◆□◆
種族 :クオーターハイエルフ
JOB:賢者
レベル:8
パッシブ:レベル超越
「ええええええええええ」
ショタの可愛らしい叫び声が広間にこだまする。




