ミニ人物紹介(51 罠 ~ 100 探索行(3))
毎日更新と並行して進めている改稿作業も、サブタイトル100まで来ましたので、二回目のミニ人物紹介を入れます。
登場人物があちこち移動するので、なるべくこのパートでの所属にしています。
尚、ここまでのネタバレがありますので、ご注意ください。
【中原】
この物語の舞台となる世界。別名を『豊穣神の箱庭』というように、肥沃な穀倉地帯。
西の端はスカンポ河、北はベルギス大山脈、東はガルム大森林、南はアルアリ大湿原に囲まれている。
大湿原の南側にあるスーサス山脈のさらに南に沿海諸国がある。スカンポ河の西側には辺境が広がっている。
この中原のほぼ全域が、かつて古代バロード聖王国の版図であった。
千年前に聖王国が滅ぶと、群雄割拠し、多くの国が栄枯盛衰を繰り返している。
【魔道について】
中原には魔道という技術体系が存在する。
人間が本来持っている理気力を使うものとされている。
また、マオール帝国には、独自に発達した東方魔道がある。
波動:掌からロゴスを放出し、相手に衝撃を与える。
発火:指先を口元に当て、息を吹きかけることで火を出す。
隠形:周囲の色彩に溶け込み、姿を消す技。上級者になると、微かな気配すら感じさせない。
浮身:文字どおり身体を浮かせる技であるが、垂直水平の移動だけでなく、所謂飛行までを含む。
跳躍:瞬間移動。但し、大きな距離を移動すると航跡が残るため、中継点を取って、ジグザクに進むことが多いため、時間がかかる場合がある。
転送:人や物を瞬間移動させる。
結界:一定の区域内を進入禁止にしたり、中の話し声が外に聞こえないようにする。
時渡り:時間移動。但し、禁じられている。
【所属国不明】
ゾイア:本編の主人公。謎の超戦士。痛みや怒りによって、獣人に変身する。
【古代バロード聖王国】
千年前に滅んだことにより、戦乱の世を招いた。
アルゴドラス:聖王。
【新バロード王国】
古代バロード聖王国の子孫が建てた国。王都バロン。
カルス:王。カルボン卿の謀叛によって死んだと思われていた。
ウルス:王子。ウルスラと同じ肉体を共有している。
ウルスラ:王女。ウルスと同じ肉体を共有している。
タロス:ウルスとウルスラの従者。
カルボン卿:元宮宰。ガルマニア帝国に寝返ったが、更に独立して共和国総裁となった。
ニノフ:新設された機動軍の将軍。実はカルス王の落とし子。
ニーナ:ニノフと同体の妹。
ボロー:機動軍副将。ニノフの親友。
【廃都ヤナン】
バロードの昔の王都であったが、現在は廃墟となっている。
地上にガイ族が移住し始めているが、地下の神殿には謎の赤目族が住んでいる。
【魔道師の都エイサ】
千年の間、中立を保っていたが、ガルマニア帝国に占領された。
ケロニウス:年老いた魔道師。ウルスラ王女の師。
【ガルマニア帝国】
東方の蛮族とも言われるガルマニア人が建てた国。帝都ゲオグスト。
ゲール:皇帝。大剣二本を操る双剣術の達人。
ブロシウス:軍師。元魔道師。ケロニウスの兄弟子であった。
ザギム:宰相であったが、謀叛に失敗し、ゲールに斬殺された。
チャドス:現在の宰相。マオール人。
カノン:魔道師。
【辺境伯領】
古代バロード聖王国に北方警備を命ぜられた。
ソロン:辺境伯。クルム城主。ガルマニア軍に殺された。
アーロン:ソロンの息子。現在の辺境伯。
シメン:アーロンの傅役。
【北長城】
北方に住む蛮族などの侵入を防ぐため、辺境伯領の北を塞ぐように造られた。
マリシ:北長城を護る北方警備軍の将軍。
ツイム:マリシの部下。カリオテの出身。元海賊。現在はウルス・ウルスラに同行して旅に出ている。
ロック:元コソ泥。カリオテの出身。幼い頃、ツイムに生命を救われた。現在、赤目族に憑依されている。
マーサ姫:マリシの娘。皆から姫御前と呼ばれている。
ペテオ:北方警備軍の哨戒兵。
ヨゼフ:北方警備軍の工兵。
ガイアック:ゾイアの偽名。
レックス:ロックの偽名。
【北方】
辺境伯領よりさらに北にある謎の地域。
クビラ族:北方蛮族の一つ。武器は戦大鎌。
カーン:自称、蛮族の帝王。実はカルス王?
【荒野の兄弟】
野盗。
ルキッフ:首領。常に片目に黒い眼帯をしているが、実はその目だけ色が違う。
ティルス:新入りの闘士。実は記憶を失ったタロス。
ベゼル:古参の闘士。ティルスの親友。
ドメス:長老格の老人。
【暁の軍団】
野盗。荒野の兄弟と敵対している。
バポロ:首領。領主になることに憧れている。
リゲス:客分。顔に大きな刀創がある。ロックの従兄。
ザクブル:赤毛の闘士。ガルマニア人。
【沿海諸国】
南の大海に面した小国の集まり。
ファイム:カリオテ海軍の船長。ツイムの次兄。
リサ:ファイムの娘。
スーラ大公:カリオテの元首。
【自由都市サイカ】
商人が創り、自ら統治している都市国家。
ライナ:サイカの実質的な支配者。女性。
ギータ:情報屋。ボップ族。
【ガイ族】
暗殺部族。諜報活動を得意とする。黒尽くめの衣装を纏い、顔も黒い布で覆っている。
【プシュケー教団】
武装宗教団。
【マオール帝国】
別名暗黒帝国。ガルム大森林のさらに東側にあるという。
【魔物など】
ンザビ:死霊に操られる屍体。
ガンク:ザリガニのような動物。川底に潜み、人や他の動物を襲う。
ノスフェル:コウモリのような動物。吸血性だが、馴れたものは伝書鳩のような役割をする。
ギガン:巨人。身長が常人の三倍ほどある。
龍馬:全身を鱗に覆われた馬。一日で千里を走る。
蟻地獄:北方の岩場に住む。動物が近づくと火を噴いて焼き殺す。
白魔:北方のさらに奥地にいるという謎の存在。