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思い出なんて 美化しなくても
そうとも 思い出なんて 美化しなくても
ただ 醜くしてしまっても
それで 良いのだ
そして 忘れ果ててしまえば
それが 例え 大切なものだったとしても
僕は それでこそ 癒やされるのだ
思い出を 美化してはいけない
ただ 醜く 醜く してゆくのだ
その先には まるで ひとつの幻が 映し出される
それは 清らかな 涙だ
美化よりも ずっと清らかな涙だ
大切な思い出を 捨ててしまった
そのことにのみ 清らかな涙は 流されるのだ
裏切りが ただ 純粋な心を
再び 僕の胸に 蘇らせる
それが 僕の心の 本当の最後だ
醜い心に 許された 最後の涙だ




