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SW2.0 僕等ノ欠片   作者: 南 皆未
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白髪の少年

”小説家になろう”、及び”小説を読もう” の皆さん、お初にお目にかかります。

南皆未ミナミミナミです。

しっかりとした(?)小説を書くのは、今回が初めてです。



TRPG ソードワールド2.0の世界、ラクシアを舞台にした本作品は、”リプレイ”ではなく、”小説”です。

”僕等ノ欠片”というセッションは現実に存在しません。


そしてもう一度言いますが、小説の執筆は初めてです。

それでもせめて、本作品を楽しんで読んで頂ければ光栄です。


「~♪」

少年は、霧の濃い広大な草原で、歩を進めながらご機嫌そうに口笛を吹いている。


ラクシア。

三つの剣により作られたこの世界は、そう呼ばれている。


現代は大戦争から200年の時を経た不安定な時代で、治安が決して良い訳では無い、尚且つ、彼は人間だ。

ここは人族にとって危険な、”蛮族”の巣食う霧の街の周辺。



人族、3つの剣のうち一つ、ルミエルを持つ神、ライフォスの生み出した神聖な種族。

蛮族、3つの剣の内の1つ、イグニスを持つ神、ダルクレムの生み出した穢れた種族。


これらは、敵対している。

そして200年前の大破局という戦争で、人族は蛮族に勝利した。

だが、未だに強大な力を持つ蛮族と言うのは存在する。

だからこそ、この霧の街周辺は人族にとって危険だ。


しかし、彼は取り分け強い訳でも無く、精々見栄を張っても中の下程度の実力しか持って居ない。

これ等から導き出せるのは、実に簡単な答えだ。

彼は無鉄砲だ。

恐らく自らの実力とこの辺りのモンスターの強さを秤にかけ、何とか生還できると思ったのだろう。


白髪の少年は特徴的なその髪を自らの右目を隠す様に分け、紅い色をした左目は白く長い睫で上部分を隠されており、将来モテるだろうと、誰もが思うような顔をしていた。


彼にモテる将来が有るのかを分けるターニングポイントは、今正に訪れている訳なのだが。


「あー、いつになったらルキスラ帝国に着くんだろ!」

ルキスラ帝国。

ラクシアの中で最も規模の大きい国。ここから更に南下するとその国は姿を現す。


彼は先の発言に楽しみだ、と最後に付け加えた。今の現状など1ミリも理解していないのだろう。

今から彼は死ぬだろう。

誰でも無い、今、笑っている彼が、この場所でだ。



ーーーーー


唐突に霧は晴れた。

何事か、と少年は視界を空に移す。


そこには雄大な翼を広げ空を舞う男が、少年を蟻を見る様に見下していた。

男は、黒い髪の下からも解る程に鋭い目つきで少年を見ていた。


「・・・ドレイク・・・?」

少年は二本の剣を構えた。



次の瞬間



少年の居た草原は、文字通り無くなった。








ボクの名前はダル・アーペインド。

ソロの冒険者だ。



・・・たった今死んだ。と思う。

一瞬過ぎて何か起きたのか解らないけど、恐らく、死んだ。

・・・だから、ここで、これから、僕は誰に言う訳でも無く自分で自分に言い訳をして言い聞かようと思う。


その言い訳に自分で納得して、ここで人生が終わっても何の悔いも無いと思い込む為の儀式だ。


無様な話だな、と我ながら思う。



別に好きでソロをやって居る訳では無いのだけど、周りに冒険者が居なかったのでそうするしか道が無かった。

・・・いや、今のは嘘だ。


通りかかった町々で何度か他の冒険者に声は掛けた。そしてその度々に断られてきた。


理由は、「子供だから」 とか「弱いから」だとかそんな理由だったと思う。

その通りだ。まだボクはまだ11歳だし、弱い。

冒険者階級は”下級”だし、無謀だと糾弾されるし、冒険者には向いていないのかも知れない。



それでも、仕方ないじゃないか



冒険者になってラクシア中を回らなきゃ、憧れも、したい事もやるべき事も、何も見つけられないじゃないか。

そう、仕方ないんだ。僕の人生は今みたいに行動も思考も消去法で決めていた。

だから別に死んでしまったのも、仕方ないとは思う。


・・・嘘だ。

我儘を言いたい。たった一つだけの馬鹿みたいな我儘だけど・・・

死んでしまったし、言うだけならタダでしょ?神様




この世界のどこでも駆け巡れるくらい強く・・・なりたかった。


そしたらきっと・・・

きっと、憧れもしたい事もやるべき事も見つかったんだ。






ーーーーー


目を覚ました。


ボクの視界に広がるのは木で出来た板だった。

それを天井と理解するのにはそれ程時間は使わなかった。

次に、ボクは床に寝ていて自分に薄い布が被せられているのに気が付いた。


「(・・・ここは、天国なのかな?)」


まず、そう疑問に思った。

ボクは寝返りをうって右側を見た。

窓越しに、女性が剣を使って素振りをしているのが見えた。

・・・あの人が、ボクを助けてくれたのかな?


そう思って、一声を掛ける為に体を起こそうとする。

体を見れば、上半身の服は脱がされて、右肩、右腕、左肘、両肩甲骨、腰辺りに包帯が巻かれていた。

かなりの重症だったのだろう。

来ていた服を見つける為に、部屋を見回す。


人が一人住む為の物しか置いてなかった。

窓際にチェアーがあるのと、その正面に本棚、廊下に出てすぐの玄関前に服を掛けるのであろう棒が二本掛けられているのと、玄関とは別に小さな風呂が有るだけだった。




「ええと・・・ボクの服は・・・」

探してみて、直ぐ見つかった。

というか、枕元にあった。



・・・綺麗になっている。少なくとも10日は歩きっぱなしだったからかなり汚れていた筈だけど・・・。

ふと見てみれば、今はいているズボンも一度洗濯されたのだろう、綺麗になっている。

パンツは・・・流石に変わって無かったけどどうやらボクは風呂に入れられたらしい。


髪から洗剤の臭いがする。

・・・もう、オムコには行けそうにない。



何て冗談は置いといて、ボクは服を着て足早に外に出た。


如何でしたでしょうか?

楽しんで頂けたでしょうか。

正直私は、自分の文面を見て「こんなんで大丈夫か」と不安しか覚えませんでした。


多分、大丈夫じゃないのでしょうね。


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