神の実在
神様というのはいると思いますか?いると思う人は1、いないと思わない人は5000にいってください。
…………………………………………………え?どこにいくかって?知るか。バーカ
まあ、俺はいると思うよ。…実際目の前にいるもん。
どうしてこうもうまく俺のとこに来るもんかね…思い出してみよう。そうだ、さっきまで学校に居たんだよなぁ?
朝早く俺は寮を出た。今日はちょっと用事があった。そう宿題だ。今日はたまりまくっている宿題を片付ける!という目標を寮の仲間に宣言してきた。俺は寮暮らしだ。高校生で寮生活は早いかも知れないが、寮母、寮母?寮父かな性別的に。の康太のおっさんに世話になってる。
そんで学校に着くと…
「晴輔おっはよー!」
クラスメイトの羽咲百が話しかけてきた。晴輔っていうのは俺の名だ。弘宮晴輔っていうのが名前だ。
「百早いな。」
「でしょ!晴輔こそこんな早くどったの。」
「宿題だよ。国語の。」
「あ!忘れてた!」
「がんば。」
俺は宿題をソッコーで終わらせると、ふと今日の当番を確認する。俺と百のようだ。
それ以外は特に滞りなく一日が過ぎ放課後になった。俺は百と当番の仕事を始めた。
「ねー晴輔。」
「ん?」
「好きな人いる?」
「いない。」
「へー。男子高校生なのに?」
「俺達をお前がどう見てるかわかったわ。」
当番の仕事を終えるとかなり遅くなってしまった。百が途中でバックれて、その分もやってたら…って感じ。疲れを感じつつ帰路につくと、誰一人として人がいない。
「おかしいな…」
どんなに平日の午後五時で一通りが少ないとこだと言っても、普通部活帰りの汗くせー野郎どもが四、五人束になって帰ってるのとかがいるんだが。
そんな疑問はすぐ消えた。目の前が急に真っ白になったと思ったら…
「人間界…うまく着いたな。ん?人間か…。ガキ、契約しろ。」
黒いゲートみたいなのが現れて、怖い少年が現れた。
…で、最初に戻ると。その少年はどうやら神様らしい。紫の髪と真っ黒な瞳。服装はまるで人間の少年のような髑髏のTシャツとジーパン。年恰好は俺と同じくらい。
…え?契約?させられましたけど?なんか無条件に書類に名前書かされて拇印押しましたけど?
「いいか、ガキ。今日からお前には殺し合いをしてもらう。」
ここは寮の俺の部屋。とりあえず神様その手に持った俺のゲーム機返せよ。
「…そんなこと言われても、意味わかんない。」
「神にはな、闘争ってもんがあんだよ。神の…位的な奴の争い。それは、それぞれの神が人間界に降り立って人間と契約し、そいつに力を渡して戦わせんの。それが闘争。」
「信じられるかぁぁぁ!」
「でも俺神だし…」
「くっ…」
確かにこいつは神だ。他人には見えてないし、ゲート的なのから出てきたし、あと浮いてるし。
「でもお前…何の神だよ?」
「お、いい質問来たな。じゃあ見せてやるよ。」
そういうと神は俺のゲーム機を掲げてみせる。そして次の瞬間…さらさらと光る粒子状になってゲーム機は消えた…って
「俺のゲーム機がぁぁぁぁぁ!」
そんな俺の様子を気にもせず神はこう言った。
「俺は破壊の神…エンドだ。よろしくな、傀儡」