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もう1人僕がいる  作者: 鍵山結月
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もう1人の僕の噂

初めまして、今回初投稿させていただきます鍵山結月と言います。

普段はpiaproさんなどで歌詞を書かせていただいたりしています。


僕は少し前にドッペルゲンガーなるものを体験しました。その妄想です。ちなみに僕はまだドッペルゲンガーには会っていません。


至らない点は星の数ほどありますが、読んでいただけると幸いです。

【ドッペルゲンガー】

自分とそっくりの姿をした分身。周囲の人物と会話することはなく、本人に関係のある場所に出現する。

自分のドッペルゲンガーに会うとしばらくして死ぬという話もある。




その日はいつも通り平凡な一日だった。


その友人、及川優斗は僕とは正反対な性格でサッカー部に所属し、次期部長候補にもなっている。明るく前向きで信頼も厚い。

だが今日は何かがおかしい。

「なあ陽太」

彼は僕を疑うような目で見つめてきた

「どうしたの?今日はなんか様子がおかしいね」

僕が聞く。すると彼は

「昨日の夜どこにいた?」

「えっ」

びっくりした。まるで刑事ドラマの事情聴取のようだったからだ

「いきなりどうしたの、僕は家にいたよ?」

「そんなはずない!昨日の夜俺陽太見たもん」

「人違いじゃないか?」

「いや、絶対陽太だった。でも声かけたら振り向いてこっち見てすぐ逃げちゃったんだ」

「じゃあやっぱり人違いだよ」

「そうだったのかなぁ…」

そんな会話をしていると後方から声が聞こえた

「おーい、及川」

「あ、はーい。じゃあまたな」

そういうと彼は行ってしまった。


帰宅途中どうしても優斗の言っていたことが引っ掛かる。

あんなに怖い彼を見たのは初めてだった。

家に帰って、テレビを付けると物騒なニュースが流れた。

「昨夜O市の公園で女性の変死体が見つかりました。犯人は未だ逃走中です。」

O市…僕の住んでいる町だ。それにこの公園は昔僕と優斗が良く遊んでいた公園で僕の家の近所だ。

僕の不安はもっと募っていった。


翌日学校へ向かうと朝からあのニュースでもちきりだった。

席に着くと優斗がいきなり話しかけてきた。

「おい、昨日のニュース見たか?」

やはりそう来たか

「あぁうん。物騒だよね。」

「でさ、俺この前お前見たって話したろ?」

「うん、それがどうしたの?」

「俺がお前見たのあの公園なんだ。」

「えっ」

「俺がランニングしてる時悲鳴が聞こえてさ、ちょっと前通りかかったら陽太が…」

「それ…本当?」

「あぁ、けど俺は陽太が言っていたことを信じるよ。」

「うん…ありがとう」

授業がはじまり、下校時間になっても僕の頭はさっきの事でいっぱいだった。

「宇陀くんちょっといいかしら?」

ふいに保健の先生に呼びとめられ、保健室に行った。

「昨日学校の屋上に宇陀君がいるのを見たっていう人がいるんだけど…」

いや、そんなはずはない。屋上なんて1年の時に入っていた天文部で行った以来一度も行っていない。まして普段は鍵がかかっていて入れるわけじゃない。

「僕は昨日まっすぐ家に帰って一歩も家から出ていませんよ?」

「あらそう?でも皆君だって言ってるんだけど…見間違いかしら?」

正直怖かった。まるで僕が2人いるみたいだったからだ。

こういうのなんていうんだっけ…思い出せないや

「なんか顔色が良くないわね。今日は早めに帰りなさい?」

「はい、ありがとうございます。」

保健室をでて、廊下を駆け抜けて、僕は真っ先に家に帰った。

パソコンをつけて、検索をして、やっとそいつの正体を突き止める事が出来た。

ドッペルゲンガーだ。

話によれば自分ドッペルゲンガーにあった人は早死にするらしい。

屋上も公園も関係のある場所と言う事だろうか、だがもしこれが本当なら優斗が話しかけても逃げたということと辻褄があう。

けど…もし僕のドッペルゲンガーが人殺しをしたというのなら捕まるのは僕…

死ぬことよりもっと怖いことが待っていると悟った。

翌日僕は学校を休んだ。


読んでくださりありがとうございます。今回は話が出るまでを書かせていただきました。正直この後考えていません(笑)


いつまでこのgdgdな話が続くかわかりませんが、また読んでくださるとうれしいです。


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