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鬱病、参る!  作者: 舞々
11/15

突然ですが……明日調停に行ってきます②

 調停は裁判と違って、調停員という方々が間に入ってくれての話し合いとなる。

 まず私の話を聞く、次にブルちゃんの話を聞く、そしてまた私の話を聞く、最後にブルちゃんの話を聞く、で一クールだ。

 それを何回か繰り返し、話し合いで平和に問題を解決しましょうね、というものだ。

 本当なら、調停なんて生ぬるいものではなく、言葉にはできない程の制裁を直接加えたいところだが、それは人としての道から外れてしまうこととなる。

 だから、ここはじっと我慢だ。



 調停の申し立ての方法は、そんなに難しくはない。相手方の住所地を管轄する裁判所に『申立書』などの必要書類などを作成し、切手や収入印紙を購入し、そのまま提出するだけだ。

 この『申立書』にブルちゃんにイジメられた内容や、いくら慰謝料が欲しいと書くことになっている。その申立書を一枚だけ渡された私は、「え? こんなんじゃ足らないんですけど?」と裁判所の職員に物申し、最終的には申立書を三枚提出した。

 普通三枚も提出する人は少ないらしいが、私は言いたいことの0.1%も書くことができなかった。それでも何とか三枚で収めたのだ。



 申立書には、今までブルちゃんにどんな嫌がらせを受けてきたか、そして鬱病になった私がどんなに辛い思いをし、退職までに至ったのか。そして、現在無職で、金銭的に厳しいということを書き綴った。

 もう、泣きながら書く勢いだ。

 しかも、血の涙を流しながらだ。

 


 しかし、なんとか調停の申し立てができ、日程も一月二十二日に決まった。

 調停は、相手方は欠席しても大丈夫なシステムになっている。だから、当日ブルちゃんが来るかはわからない。

 でも私は、『裁判所から出頭命令が来た』とブルちゃんがビビってくれるだけで十分だと思った。

 それに、申立書もブルちゃんに送られるようなので、私の現状や、どれほどブルちゃんの言動に傷ついてきたかもわかってもらえる。

 それだけでも十分だ。

 もうこれでいい……。

 私の中で、一区切りがついた思いだった。



 だから、このエッセイは順番通り、これからブルちゃんにイジメられて、私が鬱病になって退職して、今は無職で……と順番通りに書いて行こうと思っていた。

 しかし、私は急遽エッセイの順番を変えざるをえない境遇に立たされた。



 全ては、自宅に送られてきたブルちゃんの『回答書』が原因だ。

 あの回答書に、私は魂を吸い取られてしまった――。

 しかし、回答書を読んで一日たった今、悲しみよりも怒りのほうが勝ってきたのだ。

 だから私はこのエッセイに、全ての怒りをぶつけていきたいと思う。



 人の不幸は蜜の味……。

 読者様は、そんな気持ちで読んでいただけたら幸いだ。






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