不幸を辿る二人旅
性格とは相反した体格と
顔付きを持つ男は、小さな村で虐げられていた。
鬼と相対するこの世界では、鬼は忌むべき存在。
似つかわしい男が生まれながらにして迫害されるのは、当然の事だろう。
迫害は日増し増加。
日々に耐えかねた男は人里離れた森で一人暮らすことにした。
生活に馴染み、毎日を変わりなく過ごしていたが
ある日、奴隷の少女と出会う。
虚ろな瞳、やせ細った手足、奴隷の証である烙印。
しかし、その奴隷の少女はあまりにも美しく、気高かった。
姿から過去の自分と重ねてしまい、思わずその少女に手を差し伸べる。
「大丈夫です。私は、このままでも充分幸せですので。
悲しい顔をしないで、どうか笑ってください」
笑顔を押しつけるその姿に、男は思わず涙を流した。
その涙が、奴隷少女を不幸せにするという
決意に変わる瞬間、男は何を選び、何を望むのか。
【1話2500~4000文字程度です】
01「幸せな奴隷少女」
2024/12/15 12:13
(改)
02「奴隷少女の略奪」
2024/12/15 12:13
03「奴隷少女の名前」
2024/12/15 12:13
04「奴隷少女の食事」
2024/12/15 12:14
05「奴隷少女の過去」
2024/12/16 19:26
06「小鬼と化け物」
2024/12/16 19:26
07「化け物の鬼殺し」
2024/12/17 16:49
08「化け物と村」
2024/12/18 18:24
09「化け物と奴隷少女」
2024/12/19 17:12
10「奴隷少女との旅立ち」
2024/12/19 17:27
11「交易都市ドゥランシア」
2024/12/20 16:47
12「奴隷少女と王様」
2024/12/21 15:33
13「奴隷少女と巨大なトカゲ」
2024/12/22 16:33
14「奴隷処女と巨大なトカゲ 2」
2024/12/23 18:32
15「奴隷少女と巨大なトカゲ 3」
2024/12/29 17:25