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遠距離恋愛…になるはずだった

作者: 流星を詠む

 「博多まで来ちゃった…」

 そう呟いて僕はホームに降り立った。

僕は広島に住んでいる高校2年生、なぜ博多に来ているのかというと会いたい人がいるからだ。


 その人の名前は麻生結依あそうゆい、福岡に住む同い年の女の子。

1ヶ月前にXで知り合い話すうちに本名を教え合うぐらい仲良くなった。

先日、いつものように話していたら彼女の方から会ってみたいと言われた。

ネットで知り合った人と会った経験が僕にはない、それにテレビなどでSNSの危険性について報道されているのを見たことがあるので最初は断ろうと思っていたが、会いたいという気持ちが不安を上回った。

こうして新幹線に乗って約1時間、博多に来たというわけだ。


 スマホに通知が来たので開くと本人の服の写真とともにもう着いたと送られてきていた。

待ち合わせ場所に着くと1人の女の子がいた。

あれが結依で間違いないと確信した僕は緊張しながら声をかけた。

「結依さんですか?」

女の子はこちらを振り向くと笑顔になった

しかしすぐに表情は暗くなった

「ごめん、顔が嫌い」

衝撃の一言が頭の中を通り過ぎた頃には彼女の姿は見えなくなっていた。

僕は世界に絶望しながら中洲を歩いた。

夜の屋台の光が僕を刺した。


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