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第十話 レベルアップとテンプレ

評価、ブックマークありがとうございます!


なるべく、2日に1回は更新するように頑張りますので

これからもよろしくお願いします。

 


 さて、これから森に行って小鬼狩りをするわけだが

 朝、ギルドに行って小鬼について聞いたところ

 奴らは基本、二、三匹の群れで動くらしい。



 個体によっては、木の棍棒を持っていたり

 冒険者から奪った武器を持っていたりと

 多少は知恵が働くようだ。



 うん。ゴブリンだね。



 そして、一番大事な報酬についてだが

 五匹の討伐報酬として、銅貨八枚だそうだ。

 角兎と違って、五匹の討伐ごとに報酬が貰える。

 その代わり、肉の買取は出来ないらしい。



 まあそりゃそうか。

 ゴブリンの肉なんて食いたくないもんな。


 それを差し引いても角兎より稼げそうだ。





「よし、これから森に入るが何点か確認だ。

 一匹に苦戦するようなら撤退、複数に囲まれたら撤退、

 他の冒険者に会っても揉め事を起こさないように。」


「それ、お前が言うか...?」

 うっ...。


「お、俺も気をつけるし、お前もそうしろってことだ!」

「はいはい、了解です。」

「安全第一で行こう。」



 翔のやつ、俺が昨日やらかしたからって調子乗ってるな?

 ここは、ゴリラ男をふっ飛ばした魔力弾で小鬼を瞬殺して

 吠え面かかせてやる。


 そうして俺達は、森の中に入り、小鬼の捜索を始めた。





(いたな。)

(案外簡単に見つかったな。)


 探し始めてから割とすぐに小鬼は見つかった。

 二匹で森の中をウロウロしている。

 やっぱ見た目ゴブリンだな。



(よし、一人一匹づつやろう。苦戦するようなら協力して倒す。

 まずは、俺が奇襲をかけるから、そしたら翔がもう一匹をやれ。)


(了解だ。)



 昨日ゴンザを殺ったときより少し多めに魔力を込める。15くらいか?


 さあ、小鬼よ。俺の経験値になりやがれ!




 グシャッ!




 うん。この前もこんな音聞いたな。


 引き金を引いた瞬間、小鬼の頭が吹き飛んだ。

 もう一匹の小鬼がおろおろしている。


「さあ、翔くん。行っておいで。」

「もう、お前がやったほうが早いじゃん...。」

「それじゃあ、経験値にならないだろう。はよいけ!」

「へ〜い。」


 翔がもう一匹の小鬼の方へ走り出した。

 おろおろしていた小鬼が慌てて戦闘態勢に入る。



 おぉ。翔の心器も通用するな。


 瞬殺とまではいかないが、確実に相手の体力を削っている。

 なんせ、この数秒で小鬼は血まみれになっているからな。

 あ、首が飛んだ。



 しかし、翔も魔力操作上手くなったなぁ。

 切る瞬間だけ、魔力を纏わせて消費を抑えてる。

 なにげに、高等技術っぽいのさらっとやってるな。

 さすが剣道の有段者だ。



「いや〜、余裕だったな。」

「だな。これなら五匹くらいまとめて戦っても大丈夫そうだ。」

「よし、じゃあひたすら小鬼狩りまくるか!」

「討伐証明の耳、忘れずにな。」

「おっと、そうだった。」


 小鬼から耳を切り取り、麻袋に詰める。





 それから数分後、三匹の小鬼見つけ、

 サクッと倒した直後にそれは起こった。



「ぐっ!!」

 一瞬、体が燃えるように熱くなった。


「な、なんだ? 今の...。」

 どうやら翔もらしい。



 これは、まさか...


「ステータス」



 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 ユート・カンザキ Lv.2 up↑


 体力 100/100 → 115/115

 魔力 32/50  → 65/65



 物理攻撃力  12 → 15 

 物理防御力  8  → 9  

 魔法攻撃力  5  → 14  

 魔法防御力  5  → 7 

 俊敏     7  → 10    

 命中     9  → 15  

 回避     5  → 9


 適正系統  銀(5) 赤(1) 青(1) 黃(1) 茶(1) 白(1) 黒(1)


 称号   【■■■■】 【クズ】 【渡り人】


 加護   【創造神の加護】


 スキル(無) 万能言語Lv.- 算術Lv.1 魔力操作Lv.2 up↑ 体術Lv.4 up↑ 


        心器Lv.1(1/4) 魔弾Lv.1 New

        ・双銃


 スキル(黃) 魔弾強化Lv.1 New 身体能力強化Lv.1 New 


        命中強化Lv.1 New


 スキル(赤) 魔力付与Lv.1 New  




 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





「おぉ!やっとレベルが上がったぞ!」

「まじか! ステータス!」





 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 カケル・クミヤマ Lv.2 up↑


 体力 100/100 → 120/120

 魔力 40/50  → 60/60


 物理攻撃力  10  → 16

 物理防御力  7  → 10 

 魔法攻撃力  5  → 11   

 魔法防御力  5  → 7 

 俊敏     7  → 12 

 命中     8  → 10 

 回避     9  → 13 


 適正系統  金(5) 赤(1) 青(1) 黃(1) 緑(1) 白(1) 黒(1) 


 称号   【■■■■】 【クズ】 【渡り人】


 加護   【創造神の加護】


 スキル(無) 万能言語Lv.- 算術Lv.1 魔力操作Lv.2 up↑ 剣術Lv.4 up↑ 


        心器Lv.1(1/4) 魔刃Lv.1 New

        ・双刀


 スキル(黃) 魔刃強化Lv.1 New 身体能力強化Lv.1 New 


        見切り強化Lv.1 New


 スキル(赤) 魔力付与Lv.1 New  




 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「おー、色々スキルも覚えてるな。」



 ふむ。今までやってたことが、スキルとして表示される様になったな。

 スキルが無くてもできるが

 スキルがあると効率的にできるようになるって感じか?



「すげー今更なんだけど、この読めない称号って何なんだろうな。」

 翔がステータスを見ながら呟いた。



「スルーしてたけど、そういやなんだろうな。

 そもそも、称号ってなんの意味があるんだろう。

 ステータスに影響するとしたら、【クズ】なんてバットステータスだろ。」



「たしかに!こんな称号いらんわ。」

「まあ、俺達にはお似合いの称号だけどな。」

「そう...だな。」

 元の世界でのことを思い出したのか、自嘲気味に笑った。



「まっ、わかんないことはほっとこうぜ!

 そんなことより、小鬼狩りまくってレベル上げだ!」

「おう!」



 気を取り直して、俺達は小鬼狩りを再開した。




 その後も小鬼を狩り続け、40匹位倒した頃には大分、日が傾いてきた。

 途中、狼みたいなモンスターにも遭遇したが普通に倒せた。

 討伐証明部位がわからんから放置したが。


 翔も俺も、モンスターを狩りまくったおかげでレベルが4まで上がっていた。



「さーて、そろそろ帰るかぁ。」

「そうだな。大分レベルも上がったし。」




「きゃぁぁっ!」

 小鬼から耳を切り取り終え、街に帰ろうとしたその時、

 近くで、悲鳴のような声が聞こえた。



「翔、聞こえた?」

「聞こえたな。」

「悲鳴かな?」

「悲鳴だろうな。」

「どうする?」

「どうするか。」



 昨日のことがあるから、

 あまり他の冒険者と関わりたくないんだよな。

 まあ、ゴンザの悲鳴ではないのは確かだ。

 あのゴリラ男が「きゃぁぁ」なんて言ってたらキモすぎる。



「一応、見に行くか。俺らで対処できそうにない状況なら放置で。」

「ゴンザだったらウケんな。」


 やめてくれ。


 俺達は悲鳴の聞こえた方へ向かった。




 悲鳴の声の主はすぐに見つかった。


「ミーア、逃げなきゃ!」

「ムリ、立てない。エリ―逃げて。」

「置いていけるわけないじゃんっ!!」



 う〜ん、テンプレ。


 声の主は女の子二人組だった。

 彼女たちは10匹の小鬼に囲まれていた。

 周辺には何匹かの小鬼の死体がある。



 俺と翔で結構倒したのに、まだあんなにいたのか。

 ゴキブリ並みの、繁殖力だな。



 そんなことを考えていたら、一匹の小鬼が二人に襲いかかった。


 すかさず、俺は引き金を引き、

 他の小鬼にも魔弾を撃ち込んでいく。



「翔!残り頼む!」

「あいよ!」


 翔が残りの小鬼を殲滅し始め、

 俺は彼女たちの元へ駆け寄った。



「す、すごい...。」

「うん。強い。」



「大丈夫?」

「あ、ありがとう。助かったわ。」

 エリーと呼ばれていた女の子が戸惑いながら答えた。


「ありがと。」

 もう一人の、女の子が足を抑えながら淡々とお礼をいった。

 どうやら、怪我をしているみたいだ。



「終わったぞ〜。」

 大して時間もたたないうちに、翔が戻ってきた。


 レベルも上がって、小鬼複数でも余裕だな。


「おつかれ。耳とっといてくれ。」

「おっけー。」


 彼女らの獲物だが、救助代としてもらっておこう。

 倒したのほとんど俺らだし。



「討伐証明もらうけどいいよね?」

「ええ、もちろん。」


「それじゃ!お達者で。」

「ちょっ、ちょっとまって!」


 討伐証明も取ったし、早々に立ち去ろうとしたら

 呼び止められた。


「普通に置いていこうとするわね...。

 この子、ミーアって言うんだけど怪我してるの。

 魔力も残り少なくて回復魔法も使えないし、

 街まで一緒に連れて帰ってほしいの。もちろんお礼もする!」


「お願い。」


 えぇ...。腹も減ったし早く帰りたいんだけどなぁ。

 まあ、立てないほどの怪我をしていたら、そりゃ帰れないよな。

 また襲われてジ・エンドだ。



 それにしても、回復魔法か...。

 俺も翔も魔力操作はできるけど、

 魔法は全然やり方がわからないんだよな。


 よし...。


「じゃあ、街まで連れて行くから、

 お礼に魔法の使い方教えてくれない?」


「え?魔法?

 そんなことでいいなら、教えるけど...。

 あ、でも適正が無いと絶対使えないわよ?」



「大丈夫、一応適正はある。」

 最下級の適正1だけどな。


「一応ってなによ...。 まあいいわ。

 じゃあ、魔法を教える代わりに、街までの護衛をお願いします。」

「お願いします。」


「よし、交渉成立だな。俺は悠斗だ。こっちが翔。」

「よろしく!」


「あたしはエリ―。さっきも言ったけどこっちがミーアね!」

「よろしく。」


「よし、じゃあさっさと帰りますか。

 問題はだ...。 ミーア、一応聞くけど、歩けないよな?」


「うん、ムリ。」

 ですよね...。



 さて、翔か俺がミーアを運ぶわけだが

 お姫様抱っこだと、街まで腕力が持たないだろう。

 なので、必然的におんぶになる...。



 ミーアさん、エリーもそうだが、

 なかなか良いおっぱいをお持ちだ。



 見た目、17、18歳くらいだろうか?

 是が非でも、私が運んで差し上げたい。



 ちらりと翔を見た。

 翔と目があった。



 ......。




「「じゃーんけーんぽんっ!!」」

「よっしゃぁー!!」



 ま、まけた...。

 ちくしょうっ!



「なにをやっているのよあんた達...。」

「ん。バカが二人いる。」



 両手を上げて喜ぶバカと

 両手を地面について落胆しているバカを見て

 二人は呆れていた。






 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 ユート・カンザキ  Lv.4 Up↑


 体力 115/115 → 135/135

 魔力 65/65  → 95/95



 物理攻撃力  15 → 21 

 物理防御力  9  → 11  

 魔法攻撃力  14  → 33  

 魔法防御力  7  → 11 

 俊敏     10  → 16    

 命中     15  → 27  

 回避     9  → 17


 適正系統  銀(5) 赤(1) 青(1) 黃(1) 茶(1) 白(1) 黒(1)


 称号   【■■■■】 【クズ】 【渡り人】


 加護   【創造神の加護】


 スキル(無) 万能言語Lv.- 算術Lv.1 魔力操作Lv.3 up↑ 体術Lv.5 up↑ 


        心器Lv.1(1/4) 魔弾Lv.2 up↑

        ・双銃


 スキル(黃) 魔弾強化Lv.2 up↑ 身体能力強化Lv.2 up↑ 


        命中強化Lv.2 up↑


 スキル(赤) 魔力付与Lv.2 up↑  



 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 カケル・クミヤマ Lv.4 up↑


 体力 120/120 → 160/160

 魔力 60/60  → 80/80


 物理攻撃力  16 → 28

 物理防御力  10 → 16 

 魔法攻撃力  11 → 23   

 魔法防御力  7  → 11 

 俊敏     12 → 22 

 命中     10 → 14 

 回避     13 → 21 


 適正系統  金(5) 赤(1) 青(1) 黃(1) 緑(1) 白(1) 黒(1) 


 称号   【■■■■】 【クズ】 【渡り人】


 加護   【創造神の加護】


 スキル(無) 万能言語Lv.- 算術Lv.1 魔力操作Lv.3 up↑ 剣術Lv.5 up↑ 


        心器Lv.1(1/4) 魔刃Lv.2 up↑

        ・双刀


 スキル(黃) 魔刃強化Lv.2 up↑ 身体能力強化Lv.2 up↑

 

        見切り強化Lv.2 up↑


 スキル(赤) 魔力付与Lv.2 up↑  



 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






読んでいただきありがとうございます。


少しでも面白い、続きが気になると思って頂けたら嬉しいです。

励みになりますので、感想、評価、ブックマーク等、よろしくお願いします。

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