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そして伝説に、ならない……  作者: 蒲生たかし
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レベル34 魔王討伐【ボスバトル】

レベル34 魔王討伐【ボスバトル】


俺たちは今、旅の最終目的地である魔王城の前にいる。


さらに言うなら、着地に失敗して俺たちは皆ダメージを受けていた。


思えば色々とあった。あまりにありすぎるから今ここで思い出すのはやめておこう。


ただ、あのペンギン野郎を後でタコ殴りにする事だけは忘れずに心に刻もう。


戦士の女の必殺技「壁破り」で最短距離で城の奥に進んでいく。


城の最奥に、王座に腰を据える巨大な魔物がいた。


奴が魔王か。

爬虫類の出来損ないの様な風貌だ。

しかも寝てやがる。


さすがに勇者として寝込みを襲うのははばかれる。


「おい魔王!」


「ん……、なんじゃ? え、勇者? お前らが来た報告は聞いてないんだけど」


「知らねーよ」


「途中、ちゃんと中ボスたちと戦った?」


「いや、壁壊しながらまっすぐここまで来たから」


「ガッデム!」


「あいつ今、神を冒涜する発言を!」


「いや僧侶、別にいいから、あいつの存在自体が神への冒涜だし」


爬虫類顔の魔王が何事もなかった様に仕切り直す。


「クックックッ、勇者よ、己の愚かさを後悔しながら死ぬがいい」


湯有無を言わさず襲い掛かってきたのだ。



戦いは長時間に渡った。


戦いの終盤戦、魔王が姑息にも回復呪文を唱えようとしたので、戦士に指示を出し口を封じさせた。というか頬に思いっきりハンマーを叩き込ませた。

魔王がひるむ。

すかさず魔法使いに指示を出し毒針攻撃をさせる。

魔王の動きが止まる。

急所マスターである魔法使いの攻撃は的確である。

倒せないまでも確実なダメージを与えている。

頬と尻を抑え倒れこんだ魔王に俺は飛びかかり止めをさした。


魔王を倒した瞬間だった。


ついにやったか。



俺たちが達成感に浸っていると、あたりが突然闇に覆われ、ドス黒い気があたりを包んだ。


「まさか余の僕を倒す者が、この地上にいるとはな」


「何者だ!」


「余は大魔王。闇の世界を統べるものなり」


大魔王だと!?


「余の僕を倒した褒美として、お主たちを我が闇の世界へ招待してやろうではないか」


足元が崩れ俺たちは深き闇にのまれた。


まさか俺たちが魔王と思っていた魔物はただの中間管理職だったとは。


俺たちは元凶である大魔王のいる世界へと誘われた。


せっかく世界を救ったパーティを世界各所で堪能できると思っていたのに。


クソ、とっと潰してやる大魔王とやら。

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