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そして伝説に、ならない……  作者: 星麒麟


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レベル28 黄の宝珠【重要アイテム】

レベル28 黄の宝珠【重要アイテム】


俺たちは西方へと船を進めた。


数日進んだところで大陸が見えた。


そこは新世界と呼ばれ、西方世界でも東方世界でもない新しい世界が作られていた。


俺たちの大陸で犯罪者が逃亡したり新しい土地で一山当てようとする者など色々な人間がいる。



ある土地で新しく街づくりを目指しているジイさんに会った。


「商人、紹介して。街作る」


どうやら新しい街づくりのためには商人を紹介してくれと言っているようだった。


地元に戻り、かつて薬草ビジネスで共に成功をおさめた時の商人を紹介してやった。


新しい土地はビジネスチャンスだ。


先住民のジイさんは自然と共生する静かな街にしたいと言ったが、それではだめだと、俺は壮大なヴィジョンを語ってやった。


来たるべきグローバル化を見据え、西洋諸国にある施設は最低限用意した上で、地元の安い労働力でコストパフォーマンスを向上させる。さらに長旅で疲れた旅人の保養のため、ちょっとアダルトな雰囲気の娯楽施設は必須……。


俺は夜通し語り、ビジネスパートナーの商人は俺のヴィジョンに共感してくれた。先住民のジイさんはポカンとした表情をしていたが、俺たちに任せておけば大丈夫だ。


きっと素晴らしい街が出来上がるはず。


数カ月後、街は確かに繁栄した。

しかし荒くれどもがのさばり街の治安は最悪。

金の集まるところに悪党は集まる。

先住民のジイさんは抗争の中、幾度と死にかけたらしい。


長い戦いの果てに、街に巣食うギャングとの日々の抗争を商人は制した。

だが、その戦いの日々に商人は疲れ果て街のあり方を変える事を決意した。


当初の「自然と共生する静かな街」。


そして街は変貌した。


ビジネスではなく、人の生き方・あり方などその考え方に共感はできなかったが、共に死地を乗り越えた商人の考えを応援した。


しかし、相談役としてもらっていた金をもう貰えなくなるのは痛かった。


商人から呼ばれたから彼の家に行ってみた。


商人から宝箱を手渡された。


中を開けると黄色く輝く珠が入っていた。


俺たちが宝珠を集めている事を知った商人が世界中から情報を集めて、手に入れてくれたのだ。


俺たちは黄の宝珠を手に入れた。

持つべきものはやはり友だ。

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